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寄港地ツアー(エクスカ―ジョン)を安く上げる5つの方法
船のエクスカ―ジョン(オプショナルツアー)が高いのは当然だ。寄港地でのツアーは地元の業者に丸投げで、船会社はそこにマージンを乗せているだけだから、とはスマータートラベルの記事です。
船から行くツアーは楽ちんだし、同じ船の人と友だちになれるという利点もありますが、高いです。毎日参加していたら船代を越える出費になってしまうかもしれません。
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まずは事前調査を
寄港地が載っている旅行のガイドブックで、クルーズ船が停泊する辺りを見てみましょう。日本語のガイドブックは国ごとが多いですが、英語なら地中海、アラスカ、カリブ海などクルーズ船の寄港地専門のガイドブックがあります。たくさんの国に寄港するクルーズ旅行でも、1冊買えばいいので便利です。
こういうガイドブックを見れば、例えばチビタベッキアとローマのように、停泊地とエクスカ―ジョンの目的地が、けっこう遠いことがわかったりします。こういうエクスカ―ジョンに行くと、うんざりするほど長くバスに乗り、目的地での時間はほんのわずかなんてことが起こります。
ハワイ | 地中海 | アラスカ | カリブ海 |
ホワッツインポートやショアビーのように、クルーズポートごとの情報を集めたサイトもあります。船が停泊する場所が地図付きで出て、そこから観光地や市街地に行くのには、どんな交通手段があってどのくらい時間がかかるのか、詳しく出ているのでとても便利です。
現地のツアーを前もって予約する
世界各国の寄港地の情報が集まっていたり、地元業者のエクスカ―ジョンが予約できるポータルサイトがいくつかあります。予約までしなくても、どんなエクスカ―ジョンがあるのか、地元業者ならいくらで行くのか、知ることができます。
中でもショア・トリップスは、自分が行くクルーズ旅行の船名と旅行日を入れると、寄港地が地図上に出てきて、ワンクリックで各寄港地ごとの地元エクスカ―ジョンが出るので使いやすくて便利です。申し込んだ人によれば、お迎えは船の寄港時間に合わせてちゃんと港まで来てくれたそうです。(ちなみに航路変更になったら返金されます。)
そうやって見ていくと、チビタベッキアでは「船からのローマツアーは99ドルもかかるけど、地元から往復16ドルの送迎バスが出ている」とわかったりします。(フォックスニュース記事)
現地で地元業者と交渉する
たいていの寄港地では港に降りると、現地の業者がカウンターを開いていたり、タクシーの運転手と直接交渉できたりします。事前の調べをあまりしていなくても、こういう業者から話を聞けば、なるほどこういうツアーがあるのね、とわかります。
アラスカジュノーで、道の両側にずらりと並んでいた地元業者
そしてメキシコのコズメルでの「イルカと泳ごうツアー」が、船のエクスカ―ジョンだと129ドルなのに、地元業者なら79ドルだったりします。(記事:Gadling)
私はメキシコのカボ・サン・ルーカスで、船からなら80ドル以上する乗馬体験を、35ドルですることができました。しかも地元の牧場主ファミリーの生活を垣間見るという、すてきなおまけつきで。(その時の記事はこちら)
スマータートラベルのおすすめは、タクシーを利用することです。例えばビーチに行くのなら、高い半日ビーチツアーよりもタクシーで往復する方がずっと安かったりします。何より「バスツアーにつきものの土産物屋に行かなくてすむ」のが利点とのことです。
さらにお得なのはレンタカーを借りることです。遺跡や氷河までちょっと距離がある寄港地だと、1日約60ドルで借りられるレンタカーが一番お得!とは確かにその通りですね。
公共交通機関を使う
ヨーロッパやアジアの大都市の寄港地なら、公共交通機関をかんたんに使いこなすことができます。情報はインフォでもらえますし、慣れないお金で切符を買うのも楽しいです。
アラスカジュノーのバス on TripAdvisor
アメリカは公共交通機関があまり発達していないイメージがありますが、アラスカならケチカンもジュノーも、町をぐるっと一周したり、氷河の近くまで行く循環バスがありました。30分おきに出発し、料金は確か1-2ドルだったと思います。地元観光バスならもうちょっと高いですが、それでも8ドルくらいでした。バスはボロボロでしたけど。
その時の記事はこちら>>ケチカンの地元循環バス体験 ジュノーの氷河見物ローカルバス
港の周りだけウロウロする
今やほとんどの寄港地では、船が停泊する目の前が一大ショッピング&レストランエリアになっています。ほんの数ブロック歩くだけで、何でも手に入れることできます。動き回るのを歩ける範囲にとどめておけば、遠出して渋滞や事故に巻き込まれて出港時間に遅れるリスクもグンと減ります。
出港時間に遅れたらどうなってしまうかは、こちら「出港時間に遅れたら、ほんとうに置いて行かれるの?」からご覧ください。
停泊地のインフォの人に聞けば、けっこういいカフェやレストランを教えてくれます。「こういうものが食べたい」と具体的に言うのがコツだと思います。おみやげを売っている現地の人に、いつもどこで食べているか聞くこともあります。おすすめの地元メニューなど聞くのも会話が弾んで楽しいです。
メキシコのスーパーマーケット バナナが積みあがっていた
インフォに聞いて、地元のスーパーや市場にもよく行きます。遺跡や博物館ほどの迫力はありませんが、珍しい魚を見たり、野菜の値段を日本と比べてみたり。地元の生活にちょっと触れた気になれます。きれいなパッケージの石鹸や珍しいお菓子を買えば、すてきなおみやげになります。免税店で買うより断然安いです。
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このサイトの作者:しの
翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて
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