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おまけ-寄港地ポートケラン
今回の3泊4日のクルーズで、唯一寄港したのはマレーシア最大の港のポート・ケランだ。ケランという町の港だからポート・ケラン。名前は単純だ。世界でも20本の指に入る貿易港なんだそうで、航海中も入港後も貨物船が周りにいっぱいいた。つまり港は殺風景だし、周辺にも何もない。
前の夜のショーの後にクルーズディレクターが「明日の寄港地ポート・ケランでは、どうぞツリー(木)をお楽しみください!」と言っていた言葉通りだったよ。
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さて、ポート・ケランで何ができるのか
マレーシア最大の港だとは言っても、ポート・ケランにはクルーズセンターの他には何もない。ケランの町は6キロ先、マレーシアの首都クアラルンプールは40キロ先で、お散歩して周辺を楽しむという感じでもない。何しろ蒸し暑くって、周りをちょっとジョギングしてみようという気にもなれない。
高くて時間がかかる船からの寄港地ツアーに行くのは論外として、マレーシアの首都のクアラルンプールに行ってみたいのなら、タクシーをチャーターすれば80ドルくらいなんだそうだ。でも片道1時間かかるというし、私は船に乗るのは好きだけど、車は酔うのであんまり好きじゃない。
カジノ作家たちはマレーシアのカジノ-ゲンティンに行ってみたかったようだけど、帰船時間までに戻ってくる自信が無いと取りやめ。船から一歩も出ずにダラダラしていたそうだ。彼らに限らずこの船内居残り派が一番多かったみたいだ。ランチのビュッフェがすごく混んでいたもの。
とりあえず、クルーズセンターまでお出かけ。そこで見えたものは?
オベーションは長ーい桟橋の先に停泊していて、桟橋もその先のクルーズセンターもコロニアル風のオレンジ色の屋根がなかなかきれい。じゃああそこまで行ってみようかな、と船から出てみる。
船を離れたところから見れば、おっきな船の全体が見渡せるかなと思ったんだけどね、甘かった。行けども行けども船の全長は写真に入らず。振り返るのに疲れちゃった。
クルーズセンターの中には、いわゆる普通のお土産物屋さんが数軒あるだけだった。船から見えたビルの反対側は広大なバスプールになっていて、タクシーもいる。ここからツアーに出かけていくのだ。
マレーシアのリンギットも持っていないし、何も買わないつもりだったけど、聞いたらシンガポールドルが使えるというので、1ドルで絵葉書を3枚買う。船は16世紀にマラッカ海峡で沈んだポルトガルの船のレプリカで、海洋博物館として使っているそうだ。
イオンショッピングモールはなかなか楽しいらしい
船に残った人はとても多かったようで、船尾のビュッフェは大混雑でうんざりするぐらい。ならばと船の前方にあるソラリウムビストロに来てみたけれど、こちらもすごい行列だった。
ソラリウムのやや蒸し暑いテーブルで、寝そべる人たちを眺めながらランチ。あとからテーブルにやってきたオーストラリア人の母娘は、やっぱりこの3泊4日のクルーズのためにシドニーから来たそうだ。行きの飛行機で隣になったのは、プエルトリコから船に乗りに来たファミリーだったし。新しい船にわざわざ乗りに行こうっていう物好きは多いみたいだ。
タクシーで近場のイオンショッピングモールに行った組は、なかなか楽しんだそうだ。何でも揃うし広くてきれいだし、食事のチョイスもいろいろあったって。日本と変わらない生活ができるくらい、日本の品物もたくさんあったと驚いていた。
蒸し暑すぎてせっかくのベランダにはなかなか出られないんだけど、船から見るマレーシアの夕日や沈む夕日とともに去っていくパイロットボートはきれいだった。こんな蒸し暑い国に大勢の人が暮らしていて、日本のものも普通に揃うというのが私には新鮮だった。東京の夏の暑さに文句を言わない人はいないけれど、マレーシアやシンガポールの人たちはどうなんだろうか。
- おしまい
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