クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! MSCスプレンディダで行った冬の地中海クルーズの旅行記です。


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冬の地中海クルーズ 旅行の準備

行く先が決まるまで

この年の夏に予定していたバルチック海クルーズが、Gの仕事の都合でキャンセルになった。それを毎日毎日ぐちっていたら、年末年始ならまとめて休めるからどこかに行こうとGが言い出した。やったー。

そこで決めたのがクリスマスからお正月にかけてスペイン、イタリア、マルタ、チュニジアを巡るMSCスプレンディダの地中海クルーズだ。行ったことのあるカリブ海以外で、日程の合うクルーズがこれしかなかったのだから仕方がない。 スプレンディダちゃん♪
船は2009年竣工で133,500 トン。今まで乗った中で最大で最新だ

地中海クルーズは3回目だし、冬のヨーロッパなんて日は短いし寒そうだけど、上陸した先でいろいろおいしいランチが食べられるのが地中海クルーズの魅力だ。

ルートと日程

地中海は3回目といっても、毎回少しずつ寄港地が違う。今回は初めて行くマルタ島がルートに含まれていて、寄港時間も13時から21時までと長い。地中海式のゆっくりランチがたっぷり楽しめるはずだった。

変更になった日程

それが天候不順で2回も寄港地が変更になり、マルタ島には行かなくなってしまった。代わりに初めてメッシーナとカンヌに行かれたし、乗り降りするバルセロナにはちゃんと寄ってくれて、本当に助かった。

MSCスプレンディダのランキングと乗客レビュー

今回は海の上で記念日を迎えることもあって、ヨットクラブという特別フロアの部屋を取った。もともと安いMSCなので、ヨットクラブといっても日本船の最低価格の部屋よりもずっと安い。

ヨットクラブラウンジ
ヨットクラブのラウンジは、船の15階の最先端。とても居心地がよかった

クルーズレビューサイトで読んでも、MSCのクルーズはけっこう評判が悪い中で、ヨットクラブならおすすめとみんなが言っている。特にお酒や飲み物がオールインクルーシブだというのが私たちにぴったりだ。

>>MSCスプレンディダの詳しい得点とレビューはこちら

MSCのクルーズの評判が悪いのは、イタリアのクルーズラインのレビューを英語サイトで読むからだ。みんなこの船に乗ると英語が通じなくて疎外感を感じると書いている。食事や色々なエンターテイメントの時に他の乗客と親しくなれるのがクルーズ旅行の楽しさの一つでもあるので、大勢が楽しそうにしている中で言葉が通じなくてぽつんとしてしまうのはさみしいことだ。

私たちだってイタリアのコスタクルーズに2回も乗ったのでそのことはよくわかっている。ヨットクラブにしたのは、ヨットクラブのお客さんとなら英語で話ができるかな?という期待もちょっとあったのだ。

航空券とホテルの手配

日程の関係でクルーズをバルセロナ発着にしたので、ブリティッシュエアウェイズでまずロンドンに行き、そこで一泊してからバルセロナに行くことになった。ひとり分をJALのマイレージで取り、もうひとり分をアメックスのトラベルサービスから買った。

なぜアメックスのトラベルサービスかというと、空港と品川区の我家の往復は、羽田なら1500円、成田なら1万円でMKタクシーで行けるからだ。今回は行きの羽田発が朝6時台だったので、家までタクシーが迎えに来てくれたのは大助かりだった。特に冬のクルーズは荷物が多くて移動が大変だしね。

アメリカン・エキスプレス

ロンドンでは日本のカプセルホテルのコンセプトで作られているというYotelに泊ってみたかったんだけどね。短時間の滞在にはぴったりの「時間売り」のリーズナブルなホテルだ。

でも、今回乗り降りするターミナルからは遠かったので断念して、ブリティッシュエアウェイズのターミナルからカートを押して行くことができるソフィテにした。
チェックインした後で歩いて空港に行き、ヒースローエクスプレスで15分でロンドン市街に行けるし、時差ボケで朝早く目が覚めちゃっても空港に散歩に出てサンドイッチを買って帰ることができるし、とても便利だった。帰りは朝8時発の飛行機だったので、前泊も後泊もこのソフィテルにした。

パッキングしたもの

今回は冬のクルーズで、しかもクリスマスと新年を船上で迎えることになる。フォーマルナイトは特別の雰囲気になるだろうと、私もGも着物と羽織を用意した。それも冬ものだから、裏地が付いて夏物の倍のかさになった。

クルーズ旅行では毎日着物を着ているけれど、今回は東京よりちょっと寒いところ(ロンドン、ローマ、ジェノバ)とちょっと暖かいところ(バルセロナ、マルタ、チュニジア)に行く旅だ。着物コートにするのか、羽織にショールでいいのか大いに悩んだ。履くのは下駄や草履に足袋では寒いのではないだろうか?

こういう時は世界中のKimonoファンが集っているフェイスブックのKimonoコミュニティで聞くのがいい。イギリスやスペインに住む着物ファンからたちどころに返事が来た。

私たちは冬は着物にブーツを合わせるわ!だって。ま、それも「はいからさん」みたいでいいかな。旅行の2日前にJavariでブーツ を買って、イギリスや地中海沿岸でも、Facebookで教えてもらったTJMaxなどで、いいブーツがないか見てみることにして、準備万端。防寒は暖かめの所では自分の羽織にショール。寒めの所ではその上にさらにGの羽織を重ね着することにした。これなら長じゅばんも入れると絹の4枚重ねとなる。下手なコートよりあったかいぞ!

他に欠かさないのは、トラベル用の湯沸しと電気鍋だ。時差ぼけで早く目が覚めてしまう朝に、ご飯を炊いたり、海草サラダを戻して食べたり。体調維持のために我が家でしているのと、ほぼ同じことが色々できるのだ。

ただ、クルーズラインによっては調理器具の持ち込みを禁止している所もあるし、火事になったら船の建造費くらいの賠償請求はされると思うので、自己責任でね。

いつもクルーズに持っていく、便利グッズのリストは>>こちら



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