ベトナムショートトリップ

どこの国でもマーケットが一番面白い
1日目.カラベルホテルに到着
3日目.戦争博物館へ
2日目.まずはマーケットへ
4日目.ベトナム料理教室へ!

2日目.まずはマーケットへ!

カラベルホテルのシックなレストランでビュッフェの朝食を取る。和洋中+ベトナムの、色々な食材がきれいに山盛りで並んでいるけれども、私が大好きなブラウンライス(玄米)や、オールブラン(全粒粉)は無くて、ぴかぴかの白米、白パンばかりだ。ゼイタクだけど、健康にはなあ…。
腹ごしらえと身じたくを済ませ、ホテルのレセプションの女性たちに、地図を見ながら歩き方を教えてもらう。いつもあなたたちが買いものするところはどこ?と聞くと、ローカル市場やスーパーマーケット、デパートなどを口々にあげてくれる。

ついでに、ベトナム戦争の頃にサイゴンに駐在していた父が住んでいた場所についても尋ねてみる。通りの名前を聞いてきたんだけれど、ネットで検索したりもしてくれたんだけど、たぶんこの辺りだと思う…ということくらいしかわからない。
戦争があって、政権が代わって、社会主義になって、町の名前も通りの名前も社会主義調のものに変わっているのだ。大きな時代的変遷を、比較的最近遂げた所なんだなあベトナムは…。と改めて思った。
社会主義の世代なんだろう若くてきれいでとっても感じのいいお姉さんたちに、地図にたくさん丸を付けてもらって、さーていよいよサイゴンの街に出発だ!


サイゴンの街は、うわさで聞く通りにバイクが道路を縦横無尽に走っていた。そんな道路を横切るのは最初はとても怖かった。バイクの隙間をヒーヒー言いながら抜けて歩いて、まずはベンタイン市場に向かう。
暑い中、バイクの排気ガスにむせ返るようだ。バイクに乗っている人たちは、色柄とりどりのマスクをしているので、私たちも市場で買ってみた。でも綿の分厚い作りのせいで、歩いていると暑くて呼吸が苦しくなってくる。サイゴンの街歩きは、なかなか難行苦行であったよ。



昼食は"Song Ngu"へ行く。Gは厨房の中の水槽まで見せて貰って、何を食べるか考えている。さすがシーフード専門店と銘打つだけあって活きたままの食材が山ほどあった。食べたのは「生春巻」「浮袋のスープ」「蓮の葉と海鮮のサラダ」「蟹のタマリンド炒め」「海鮮焼きそば」。
昼からビールと白ワインまで飲んで、食べて、お腹がいっぱいになった。
蟹の料理はおいしかったけれど、味はちょっと甘めな感じだった。そして、どの料理よりもグラスワインの方が値段が高くて、もったいなかった。ベトナムビールなら安くておいしかったのに。到着してすぐのレストランでは、Gはいつも気負ってしまうのよね。反省してください。

ランチで散在したのでタクシーに乗るのももったいなく、暑い中をてくてく歩いて帰った。植民地のおもかげが残るサイゴンの町並みはとってもきれいで、木陰の多い公園の中は気持ちはよかったけれどね、やっぱり暑いよ、7月のサイゴンは。都市熱にあえぐ東京と同じくらいかな。

夕食はホテルの近くのレストラン、"Hoa Tuc"へ行った。ここは植民地時代のアヘン工場の跡地にできた4軒のレストランのひとつだそうだ。欧米風のバーが3軒並び、その奥にこのベトナム料理屋がある。お店の人たちは、みな流暢な英語でいろいろ説明してくれるのも面白かった。何よりオープンエアのスペースがあるのが、エアコン嫌いの私の好みにぴったり。夜になれば風が吹いて、東京と違って涼しくなるのがよかった。



ここで頼んだのは、「揚春巻」「蛤の蒸し物」「牛肉のグリルと生麺(ブン)と香草をライスペーパーで包んで食べるもの」「花ニラともやしの炒め」。昼のSong Nguの料理は中華っぽかったけれども、こちらは私たち日本人が思っているイメージ通りのベトナム料理という感じだった。
飲み物はビールの後、ローカルのお酒が飲みたいと言ったら"Nep Moi"を推薦してくれた。「ウイキョウの香りがする焼酎」みたいな感じで、レモンを絞ってロックで飲むのだ。香りがよくて飲みやすいのが危険だ。

このお店では、テーブルに料理教室の案内の札が立っている。外国人観光客向けに、お店のシェフが昼間にベトナム料理の作り方を教えてくれるという。もう、これは来るしかないでしょう! 

レストランの隣のスポーツバーでは、オレンジ色を着た人たちで夜7時前からいっぱいだった。ホテルに帰ってバーに行ったら、黄色を着た人たちが9時になると大勢入ってきた。そう、ワールドカップの準々決勝、ブラジル対オランダの始まりだったのだ。
バーでは、隣のビルの壁をスクリーンに見立てた超大画面で試合を中継している。でもそれを無視してバンドの音楽に併せて踊るお客さんたちもいたりして、ごちゃごちゃして楽しい雰囲気だ。
もういいかなとハーフタイムで切り上げたんだけどね。後半のまさかのオランダの逆転劇は部屋で見ることになった。
オレンジ軍団でぎっしりだったあのスポーツバーでは、大いに盛り上がったんだろうなあ。

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