ベトナムショートトリップ

今のベトナムの何とも平和な風景
1日目.カラベルホテルに到着
3日目.戦争博物館へ
2日目.まずはマーケットへ
4日目.ベトナム料理教室へ!

3日目.戦争博物館へ

午前中は歴史博物館に、午後は戦争博物館に行く。戦争博物館には、アメリカ人がたくさん来ていて偉いなあと思った。私が韓国やアメリカに住んでいた時には、日本との戦争を感じさせるようなところには、行けなかったから。日本との戦争に勝った記念日や、軍人をたたえる日なんていう時には、肩身の狭い思いをしていたものだ。



昼食は英語の旅行サイトで一番人気だった"Quan An Ngon"へ行く。ベトナム各地の郷土料理の屋台が一同に集まっているんだそうで、調理している中をぐるっと見て回るのが楽しい。気に入った皿はその場で注文でき、テーブルまで運んできてくれる。



「鶏肉と筍のブン」「野菜の焼き飯」「豚肉のローストと香草をライスペーパーで包んで食べるもの」とビールを頼む。夕方プールで泳ぎたかったのでアルコールは飲みたくなかったんだけど、オープンエアであまりに暑いので「ちょっとだけ」飲んでしまう。
混んでいるレストランで汗をだらだらかきながら食べる。昨日のお昼に行った冷房+テーブルクロスのお上品なレストランとはだいぶ違う。私はこういうのも大好きだけどね。

博物館の前からタクシーに乗ろうとしたら、ナント100ドンと相場の6-7倍の値段を言われたので、頭にきて断って、意地をはって歩いて帰った。戦争博物館では、アメリカと戦い抜いたベトナム人に敬意を払ったところだったのに、今を生きるベトナム人からそんな風に言われて何だか残念だったのだ。
でも昼間のサイゴンは、木陰はともかく路上を歩くのは本当に暑くてへとへとになってしまい、途中で何回も休憩をした。デパートに入って涼んだついでに、コーヒーショップに入って氷がいっぱい入ったソーダやアイスコーヒーを飲んだりした。

おなかを壊すのがイヤで氷は避けていたんだけどね。こんなにきれいできちんとしているベトナムで、氷を摂ったとしても下痢になったりしないのでは?と思えてきたのだ。だいたい、着いた初日から生野菜はバリバリ食べているしね。

やっとホテルに帰り着き、長さ30メートル以上あると表示されているプールで泳ぐ。水遊びをしている色々な人種の老若男女の間を縫って泳ぐのは、大変なんだけどね。でも飽きることなく往復して、1キロメートルくらいは泳いだと思う

日が暮れてきたので、着替えてお出かけをする。まずは植民地時代に文化人が集ったことで有名な、マジェスティックホテルのバーへ行く。サイゴン川をテラスから眺め下すことができて、雰囲気がいいのだ。
ちなみにバーの入り口に飾ってあるポートレートは、2010年時点の日本の皇太子、開高健、カトリーヌ・ドヌーブなどでした。

そして、夕食はいろいろ悩んだあげくに、ドンコイ通りの高級店"Maxim's Nam An"で食べることにした。ステージがあって、バイオリン・サックス・ピアノ・ベースの4人がスタンダードを演奏している雰囲気バツグンのお店なんだけど、バイオリンの3弦目のピッチが食欲を無くすくらい合っていなくて、困ったよ。よっぽどピッチを合わせてくださいとリクエストしたかったんだけどね。楽団の人たちの勤務評定が悪くなるかと思って言えなかった。

ここで食べたのは「生春巻」「バイン・セオ(お好み焼のようなもの)」「牛サイコロステーキ」。オーストラリアの赤ワイン(カベルネ)をボトルで。
でも高級店と言っても、サービスがいいというわけではなく…。ボーイの愛想はベトナム人らしくとってもいいんだけど、ワインはドボドボ注ぐし、料理はいっぺんにどーんと出てくるし、昨晩のHoa Tucの人たちのほうがよっぽど気が利いていると思ったよ。
夕食の後はまたホテルのバーへ行き、大画面の前に陣取る。今日はワールドカップの準々決勝のアルゼンチン−ドイツ戦があるのだ。昨日は黄色のブラジル軍団に占領されていた大画面の前だけれども、今日は周囲はアジア系の人たちも含めてドイツファンが多かった。最初にすぐドイツが点を取ったので、みんなゴキゲンな雰囲気になる。でもワーワー盛り上がる感じでもなかったな。
サッカー選手よりもアルゼンチンの監督のマラドーナのアップのほうが多い中継だったね。煩悶の表情がビルの壁面の大画面に何度も大写しになっていたよ。

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