クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! コスタ・フォーチュナで行ったメキシコ(メキシカンリビエラ)クルーズの旅行記です。


1日目 ロサンゼルスを出発

今までで一番大きな「私たちの船」
今まで乗った中で一番大きな船、サファイア・プリンセスちゃん

[スポンサードリンク]

さあ、乗船だ!

船に乗り込む日は、いつだってわくわくするものだ。お昼からの乗船開始では、乗ればすぐにビュッフェの食堂がオープンしていることは分かっていたけれども、わざわざピザとサラダの簡単な昼ご飯をホテルの近くで済ませてから港に向かう。部屋の写真を撮ったり船内探検したりに夢中になってしまい、食事を取る余裕がなくなることはわかりきっていたからだ。

タクシーでサン・ペドロの港に向かうと、サファイア・プリンセスがその巨大な姿を表した。Gが、これが僕たちの船だ!なんて言っている。船のオーナーってわけでもないのにね。でもまあ、今週だけそう言ってもいいかしらね。私たちの船、プリンセスちゃん。

これまでに乗った船は、セレブリティ・ミレニアム91,000トン、コスタ・フォルトゥナ102,600トン、コスタ・ヴィクトリア75,000トン、NCLプライド・オブ・アメリカ81,000トンなので、サファイア・プリンセスが116,000トンで最大だ。大きければ偉いというわけでもないのに、Gは嬉しそう。

あっさり部屋に入れて拍子抜け

今までのクルーズでは、乗船してもすぐには部屋には入れなかった。その代りにロビーでシャンパンなどいただいて、船内ツアーに参加したり、エクスカージョンやドリンクパッケージのご案内(セールス)を覗いて回ったりして、さあクルーズに出発だ!と盛り上がったものだ。

プリンセスクルーズの場合は、乗り込んだところにいる案内の人が、部屋番号は? じゃあxx階ね、と仕切っているだけ。すぐに部屋に入れるのは嬉しかったけれど、「あれ?シャンパンは?」とちょっとさみしくもあった。お得なドリンクパッケージも、レストランツアーもない。クルーズラインによって、いろいろ違うのね。

サファイア・プリンセスC107号室



当日困ったのは部屋には早々に入れたのに預けた荷物がなかなか届かなかったこと。早く荷ほどきしてトランクを空にしたいのに、何時間待っても来ない。結局来たのはチェックインから4時間以上たってからだった。積み残しや迷子じゃなくてよかったと思うことにしよう。

やっと届いた荷物を片づけて、船内探検へ

出港してからやっと届いた荷物を開けて、今日のディナーにはこれと決めていた木綿の着物を着て半幅帯を〆る。木綿は汚れを気にしなくていいから、便利なのだ。ダンスで汗をかいてもじゃぶじゃぶ手洗いすればいい。(船室で着物を洗うのは無理だけど。あ、もしかしてバスタブを使えばできるかな…?)


久しぶりに半幅帯を結ぶのにちょっと手間取った。

日本人コーディネーターさんが予約してくれたディナーの時間にはまだ少し時間があったので、あちこちのミュージックコーナーやダンスフロアを見て回って、食前の1杯をどこでするか、チェックする。でも、あまり演奏は活発でなく、踊っている人も皆無だったので、初日はこんなもんかなと私たちもあきらめてすぐにダイニングに向かう。

そして期待のディナー!

この船には、テーブルチャージが必要なプレミアムレストランが2つ、メインダイニングが5つ(メニューは共通)、24時間営業のブッフェ形式のが1つ、プールサイドの屋台みたいなのが2つ(ハンバーガー屋とピザ屋)ある。

ハワイを回っているプライド・オブ・アメリカには寿司や鉄板焼や中華があったけれど、サファイアプリンセスは三菱重工製なのに食事は100%米国人仕様でエスニックはイタリアンしかない。


夕食はメインダイニングのひとつ"Savoy"で、Gはロブスターのパテ、クリームソースのフェットチーネ、スズキのロースト。私はスイカのカクテル、ポルチーニのスープ、エビとホタテのエンジェルヘアを食べる。エンジェルヘアはメニューの説明を聞いた時には、なんて素敵、と思ったけど、実際は炒めビーフンみたいな感じだった。炒めビーフンと思えば、まあまあの味だったかな。

Gにはクルーズでパスタを頼むのは宿命的にリスキーである、なんて言われたけれどね。フェットチーネはぎりぎり許容範囲だったそうです。ワインはカリフォルニアの白。

ゲイシャガールにスキヤキソングの演奏が

食事の後はジャズピアノのコーナーに居たり、シアターでコメディを見たり。50年代の曲のトリビアをしていたジャズピアノ弾きは、「そこのゲイシャガールにこの曲を」と「上を向いて歩こう」を弾いてくれた。ゲイシャガールはちゃんと「スキヤキ」と曲名を当てましたよ。チップはあげなかったけれど。

シアターのコメディは黒人のコメディアンがけっこう自分の肌の色を揶揄したギャグを連発してひやひや。周りのアメリカ人たちは屈託なく笑っていたけどね。でも早口の英語に眠くなってきちゃって、そのあとダンスフロアはディスコみたいのしかなくて、ちょっと踊って退散。

時差ぼけで宵っ張りになるはずが、12時くらいにはもう寝てしまった。 ま、初日はこんなもんかな。



フェイスブック