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3日目 山盛りイタリアンの終日航海日
踊りたい!んだけれど、この船にはあまりいい場所が無かった。
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やっぱり航海中はベランダに出られず
今日は2日目の航海日で、昨日要領を覚えたとおりに、部屋で朝食を作って食べ、デック7でジョギングし、大人しか入れないロータススパのプールで泳ぐ。今日は混んでいるジムには行かずに、部屋でストレッチをする。
せっかくこんなに広いバルコニーがついているのだから、バルコニーでストレッチができればいいんだけど、風は強いし寒いしでストレッチをしてもますます筋肉がこわばりそうでできない。残念。もっと南下すればここでストレッチができるかな?
だから、スイートのバルコニーは洗濯物を干すのに活用した。長い手すりにたくさん干せてちょうどよかった。水流装置付きのロータスプールは、本格的に泳げるので気に入った。
水流装置が付いているプールでがしがし泳ぐ
ロータススパのプールは、船の中で一番小さいけれど、嬉しいことに水流装置がついている。出てくる水流に逆らって泳ぐようにすると、長い時間泳ぎ続けることができるのだ。ゆっくりクロールをしてみたり、空を見ながら背泳ぎをしてみたり、水流に乗るにはちょっとしたコツがいるけれど、なかなか気持ちいいのだ。
この船はジョギングとスイミングは今までのどの船よりも気持ちよくできる気がする。
夜に備えてヘルシーすぎるベジタリアンバーガー
昼食はメインダイニング"International"で、ベジタリアンフードを食べる。地元ロスから来ている夫婦と、オーストラリアから来ている夫婦と同席になる。
地元ロスの保険屋さんは、自称「すごいデブ」で飛行機が大キライ。だから地元ロスから出発するクルーズにばかり乗るという。このメキシカンリビエラクルーズは2回目で、今回はどこにも出かけないけれど、以前体験したエクスカージョンや買い物のおすすめを色々教えてくれる。船から申し込むエクスカージョン以外にも、寄港地に着けば地元の業者がたくさん待ち構えているそうで、値切ることもできるし、メニューも豊富なんだという。
同席の人たちには「ヘルシーすぎる」と言われたべジタリアンミール。まあまあのお味
お腹を抱えて笑ったパラセーリングの話
その人が「デブのくせにほんの気まぐれで申し込んじゃったんだ」というパラセーリングの話は抱腹絶倒だった。「デブだから地球の引力に逆らえずに」どんどん降下してしまい、「まるでマンガのキャラクターみたいに」足を自転車こぎのようにぐるぐる回して着地に備えたとか、それを見ていた地元業者が奥さんに保険の申し込みをさせたとか、着地は待ち構えている二人に受け止めてもらって何とかできたけど、一人を完ぺきに押しつぶしちゃって、「下になった人は色々なスペイン語を言っていたけれど、僕も知っているようなバッドワードもあったな」とか、もう身振りつき、手振りつきで大熱演。涙が出るくらいに笑いながら聞きました。
ダンス教室にはなぜか人がいっぱい
午後は初心者向け社交ダンス教室に出て、サルサを習う。教室はダンスホールがぎっしりいっぱいになるくらいの盛況なのに、なぜかディナーの前後に踊る人は少ないのだ。ダンス向きの簡単な曲を演奏してくれるバンドがいないからか、夜はダンスホールは「プロ?」と思ってしまうくらい上手な1−2組のカップルがいつもいるからか…。みんな、もっと夜に踊ろうよう。
有料レストランでイタリアンのディナー
夕食に備えてピンクの琉球絣を着る。日本国内ではもう着られないけど、海外なら着ちゃうのだ。そして、プレミアムレストランの2つ目、イタリアンの"Sabatini"に行く。10皿ぐらい出てくるコースで、とっても食べきれないんだとほかのお客さんから聞いてはいたけれど、お昼を軽くしたおかげか、まあ何とかなった。
最初の前菜の盛り合わせはたくさんの種類のものがちょっとずつ盛られている。懐石料理みたいにきれいに小分けして出せばいいのに、大きな皿にいっぺんに盛るからまるでビュッフェみたいだ。
パスタはクリームソースのパッパルデッレとラビオリ。メインは選べるので、私はスズキ、Gは手長エビにする。
次々出てくるロブスターやケーキ
スズキは柔らかくてジューシーでおいしかったけど、手長エビは6匹もずらりとお皿に並んでいて、圧倒されるような迫力。これだけでも大変なのにサービス係がロブスターを持ってきて、これも食べてね、と言う。どうやら注文を間違えて余ってしまったようなのだ。もったいないなのでちょっとだけいただく。
やれやれと思っていたら、Gは調子に乗ってデザートのタルトまで頼み、大丈夫?と言っていたら、誕生日の人がいた隣のテーブルの6人組から、どうぞとおすそ分けのケーキが届く。
そのケーキもおいしかったけど、とても食べきれないので、お皿を持ってレストランを出る。夜10時からプールサイドでダンスパーティーがあるとダンス教室で行っていたので、そこに持って行って食べるふりをして、置いてきちゃおうという作戦だ。ごめんなさーい。
ダンスクイーンのモニカが毎晩他を圧倒
プールサイドには人はたくさん集まってはいるんだけど、ラインダンスという両手を前の人の肩に置いて、数珠繋ぎになってぐるぐる歩き回るのをやっている。これじゃあダンスじゃあなくて、ムカデ競争でしょ? 私たちはあまり好きではないので、ダンスホールのほうに行く。
こちらは閑散としていて、やっぱり東南アジア系のダンスクイーンが同じ東南アジア系のパートナーとホールを独占して踊っている。彼女はほんとうにダンスが好きみたいで、衣装もこっている。足を時どきフレンチカンカンみたいにあげて、ホール中を縦横無尽に動き回るので、私たちのようなもたもたする初心者には怖くてとても一緒に踊れない。
↑時にはピアノの上に乗ってカラダをくねらせて踊るモニカさん。他を圧倒。
他の客が彼女に話しかけているのを漏れ聞いたところでは、このインドネシア系のアメリカ人モニカさんは、プロというわけではないけれど、毎日ダンスの練習をするダンス好きだそうです。衣装もお手製で、背中がぱっくり開いたミニドレスや、小さなチュチュのようなのが腰回りについたのや、ショッキングピンクのお衣裳もあって、毎日すてきでしたよ。