>1日目 東京を出発 >2日目 終日航海(フォーマルナイト) >3日目 済州島
>4日目 釜山 >5日目 終日航海(フォーマルナイト) >6日目 名古屋
>7日目 東京に戻る
釜山には朝7時から夕方16時まで寄港する。乗り鉄のリエは釜山では電車に乗ってみたいと言う。地下鉄にちょっと乗るくらいかと思ったらとんでもない。何せ「韓国の超特急で釜山からソウルに行ってみない? 2時間半で行けるらしいよ」なんて言うんだから。釜山からソウルまでは東京-大阪間くらい距離があるのだ。エクスカ―ジョンでそんなに遠くまで行くなんて、聞いたことないよ!
さすがにソウルまで行くのはあきらめてくれたけれど、リエは出発前から韓国の鉄道時刻表を手に入れ、インターネットで釜山の鉄道の1日乗り放題切符を予約していた。前日の夜からは言葉数も少なくなりじいっと時刻表を見つめている。こんなリエの姿は、初めて見たよ。恐るべし乗り鉄。
[スポンサードリンク]
さて、今日はどこまで連れて行かれるやら
いつも朝寝坊のリエが5時台に起き出して、一番に船を出るんだと身支度をしている。私もしぶしぶ従って、ビュッフェで腹ごしらえをして、いざ出発だ。船から眺める釜山の街は、なかなか良いお天気だ。
同じテーブルに座った湘南中年ボーイズのひとりが韓国の鉄道に詳しくて、リエの乗り鉄プランに驚いてくれる。話が合ってよかったね、リエ。この人たちには翌日も会った。無事帰って来れてよかったねと祝福してくれたよ。
釜山駅に行く地下鉄の駅を目指して歩き始める。
坂道をえっちらおっちら上がって、振り返るとボイジャーが見えた。途中ローカルバスの停留所があって人がいたので、「釜山駅に行きますか? =プサンヨクカゴシプタ?」と聞いたら、今来るこれがそうだよ、とバスを指差してもらったので、飛び乗ったら切符の払い方がわからない。まごまごしていたら後ろから日本語ができる若い女の人が近づいてきて、料金の入れ方を丁寧に説明してくれた。
済州島でも釜山でも、日本語ができる若い人が説明してくれたり、親切に助けたりしてくれることが多かった。切符を買って改札を通るまで、心配そうに見ていてくれたこともあったな。恐縮です。
釜山駅に何とか到着ー。
バスで釜山駅に着いて、時刻表を眺めたり、窓口のお姉さんとやり取りしたり。無時に切符を買うことができた。釜山駅からKTXという韓国の新幹線に乗り、東大邱という45分くらいのターミナル駅まで行く。そしてそこからムグンファ号という特急に乗り、別のルートで1時間半かけて釜山駅に戻ってくるというショート乗り鉄トリップだ。
ほんとうはこれに乗りたかったんだそうです。
リエは東の海岸沿いを走る東海南武線というのに乗り、慶州まで行きたかったそうなんだけど、釜山での滞在時間が午後3時半までと短いので断念。その代りに釜山から地下鉄に乗って、東海南武線の始発駅の釜田(プジョン)まで行き、駅のホームと発着する東海南武線の列車を見てきた。次に来た時のために、時刻表も写真撮影。やるなあ、乗り鉄。また来ようね!
釜田駅周辺は市場になっていて、ここもぶらぶらお散歩でできた。