クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! サン・プリンセス北海道周遊クルーズに15日間連続乗船


北方領土、知床クルージング

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知床半島クルージングとなっているこの日は、国後島と択捉島の間を通って知床岬に向かい、知床半島を左手に見ながら網走に入港する。 日程表では終日航海日のようにも見えるけれど、実は夕方に網走に到着して網走の夜も楽しめるというおまけもある。

北方領土の間を抜けるなんて大胆なコース、アメリカの船ならでは設定かもしれない。テレビのニュースでしか知らないこのエリアをクルーズできるなんて、貴重な体験だ。

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やっぱりこの目でしかと見たい北方領土

船が色丹島を通過するのは朝3時半で、国後島と択捉島の間を通るのは朝6時くらいとのこと。せっかく通るのだから、ちゃんと見ようじゃないの。みんなで早起きしてデッキに出て、遠くに見える島やふもとの町を眺める。

サンプリンセス北海道周遊 知床 サンプリンセス北海道周遊 知床

テレビの現在位置情報と実際の島影を見比べないと、どれがどの島なのかはわからない。島に名前を書いた看板が立っているわけではないからね。

サンプリンセス北海道周遊 知床 サンプリンセス北海道周遊 知床

丁度このとき、ロシア軍が択捉島で軍事演習をしていたそうだけど、戦車もヘリコプターも、もちろん兵士も、気配はなかったよ。朝早かったしそういうものが見える距離まで近づかなかったからね。それでもなんだか、変にはしゃいじゃいけないような気がして、騒がずにひっそりと息を詰めて島を見つめた。

知床半島を見ながらあてずっぽうゲーム

知床岬が見えてくるのは昼近くになってからで、左舷側にずらりと人が並んで大賑わいになる。この時はどこを通っているのかの解説も放送されるんだけれども、よく聞き取れない。

サンプリンセス北海道周遊 知床 サンプリンセス北海道周遊 知床

半島沿いに次々に現れる滝に、口々に「あれがオシンコシンの滝じゃない?」「カムイワッカの滝よ」なんて言い合いながら、双眼鏡をのぞく。近くにいた北海道の人に、「適当なこと言って、みんな違ってる」と笑われちゃった。

海面に近いほうのデッキには、ホエールウオッチングのベテランがいて、イルカを見つけてくれたり、クジラの気配の探し方を教えてくれたりした。1周目はバルコニー付きの部屋で、知床半島が見える左舷側がとれなくてがっかりしていたんだけどね。部屋のベランダから見るより、デッキで大勢の人たちとわいわい言いながら見ていたほうが、楽しかったよ。

水先案内人の追っかけだってしちゃうのだ

網走入港が近づけば、今度はパイロットボートウォッチングだ。港から入港の水先案内をしてくれる水先案内人(パイロット)がボートでやってきて、大きなクルーズ船に飛び移るのだ。

サンプリンセス北海道周遊 小樽港のパイロットボート サンプリンセス北海道周遊 室蘭港のパイロットボート

この飛び乗る瞬間を見たかったんだけど、いつも逃していた。たいていは早朝のことだし、右舷から乗るのか左舷から乗るのかも日によって違う。けれども今回のクルーズではばっちりだった。エメラルド341チームのクルーズの最ベテランが言うのだ。
「船の先端でパイロットボートを待ってて、右舷側に回るのか、左舷側に回るのか、見極めてからデッキに行けばいいのよ」

なるほど、これなら1/2の遭遇率だったのが100%になる。こうして私たちは、毎朝最上階のビュッフェでパイロットボートが曲がる方向を確認し、きゃあきゃあ言いながらプロムナードデッキに下りて行って、飛び乗りの瞬間を見ることができた。

水先案内人はきちんと背広を着て、その上に救命胴衣を着けて、重そうな書類カバンを持って、さっとクルーズ船に入ってくる。聞けばベテランの船長さんがリタイアして水先案内人になるんだそうだ。いいなあ、第二の人生も海の上なんて。でも冬は寒いだろうなあ。

クルーズ船には、パイロットボートマニア、みたいな人も乗っていて、この港ではこんなパイロットボート、あそこの水先案内人はこんな人、と教えてくれたりもした。いやはや、クルーズ旅行の楽しみ方は本当にいろいろあって、早朝から見るものはたくさんなのだ。忙しい、忙しい。

夜は出かけるもよし、ショーを楽しむもよし

夕方網走に入港して、シャトルバスはないけれども出かける人は大勢。この日のディナーのテーブルはちょっと寂しくなる。でも船内では落語の寄席があったり、東ヨーロッパのチャンピオンだったダンサーのショーがあったり、こちらも見逃せないのだ。

サンプリンセス北海道周遊 かっぽれを踊ってくれた サンプリンセス北海道周遊 室蘭港のパイロットボート  

古今亭文菊はかっぽれまで踊ってくれたし、三遊亭楽麻呂の一人大喜利は大うけだった。

ショーで秀逸だったのは、IliaとKatiaのダンス。ショーの最後に流れた紹介ビデオでは、彼らが東ヨーロッパのダンスチャンピオンだったことなどが紹介される。小さい頃のダンスコンテストの写真がとってもかわいかった。

ダンスは動きが速くて、圧倒される美しさ。カティア姉さんがだんだん自分の衣装を剥いで、身軽になっていくのも見ていて楽しい。 この二人は昼はダンスレッスンのクラスの先生もしていて、辛抱強く教えてくれたよ。でもなんせクイック・ステップだったので、素人には無理があったな。間近で、見上げるような位置で彼らの模範演技を見られたのがいい思い出だ。

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