クルーズ大好き! だからたまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! サン・プリンセス北海道周遊クルーズに15日間連続乗船


コルサコフで重要任務達成なるか

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このクルーズでは1日だけ外国に出て、ロシアのコルサコフに朝6時から夕方18時まで寄港する。でもコルサコフではテンダーボートでの上陸で、 エクスカージョンに申し込まなくては上陸できないと、プリンセスクルーズの日本語パンフレットには書いてある。

なんだか納得できないんだけど、99ドルと15ドルの安いほうに申し込んでおく。港に着いたらツアーから離れて勝手に歩けばいいや、と思っていたのはちょっと甘かったようだ。

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自由行動を試すべしとの指令が飛んできた!

同じクルーズコースを2周し、コルサコフにも2回寄港する予定の私には、後発隊から重要な指令が出ていた。エクスカージョンに申し込まずに、ビザなしでコルサコフ市街を歩き回ることができるか、試してみてというのだ。

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船からコルサコフに行くエクスカージョンは、時間が1時間半ととても短い。もっと長い時間をかけて自由に街を歩いてみたくなるのは当然だ。でも訪れるのはKGBの元スパイ、プーチン帝王が君臨するロシアで、ロシア国内の旅行社の旅行確認書がなければ日本人にはビザも降りない国なのだ。自由行動を試してコルサコフで拘束されちゃったら、和食の差し入れ持って面会に来てね、とみんなにお願いしておいた。

1周目では15ドルの安いツアーで出かける。ツアーに参加しながら後発組のために自由行動の方法を探るのだ。テンダーボートで港まで行って、そこからバスでコルサコフ市街に行くという「コルサコフ自由散策」コースだ。たったの1時間半で、どれくらい自由に楽しめるんだろうか。

事前にクルーにインタビューして回るも…

他にもぬかりなく、情報収集はしておいた。もう何回もコルサコフに来ているはずの、クルーたちに状況を聞くのだ。でもみんなが口を揃えて、コルサコフでは下船したことないよ、だってテンダーはお客さん優先だからね、と言うのだ。

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たまにコルサコフに上陸したというクルーがいても、エクスカージョンの添乗員としてバスに乗ったとのこと。なるほど、エクスカージョンの英語のツアーのほうには、船医さんをはじめ船のクルーが数人一緒にいて、何をするでもなくついて回っていた。

ちなみに韓国か香港のパスポートを持っていればビザ無しでロシアに上陸できるそうだ。こういう人たちは無料でテンダーに乗れて港に行き、自由にゲートから街に出ていくことができるらしい。船には韓国の人もけっこう乗っていたので、仲良くなって紛れて一緒に出ることもできるかな、と思ったんだけどね。だって見かけは同じだし。でもこれも無理そうだった。テンダーボートに乗り込むところにロシアのオフィサーが居て、パスポートを厳重にチェックしてた。英語のお愛想も通じなかった。

ツアーは1分のすきも無く

港からバスに乗って街の中心部に着くと、乗っている人数を数えて90分後にここに戻ってください、と言われる。バス中の人を待たせることになってしまうので、時間通りに戻らないわけにはいかない。

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あとから思えば一番いいのはここで自由行動にでかけ、90分後に戻ることだ。日本語学科の学生だというガイドさんのたどたどしい口調がかわいくて、つい団体に着いて行った。ガイドさんたちと日本語英語ちゃんぽんで話すのも楽しかったしね。行った先は文化センターなるところで、劇場で歌と踊りのパフォーマンスが始まった。すぐに舞台にあげられてしまったので、途中で出ることもできず。仕方ないから、民族衣装の美男美女たちと輪になって踊ってきたよ。

最後の手段:バスを降りてから再度外に行くのは?

文化センターからバス乗り場に戻る大通りの一本裏側の道には、小さなお店が並んでいた。ここはなかなか雰囲気が良かったんだけど、ルーブルを持っていなければ買い物はできない。

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後発隊には、1000円分だけルーブルを持ってきた人がいて、お菓子やパンを買い物して楽しんでいた。船のレートは高いからとわざわざ東京の銀行で両替したって。さすがです。

ゆっくりお店を見て回る余裕もなく、あっという間に集合時間になる。閉じたら2度と開きそうにない大きなゲートを、バスで通って港に戻る。テンダーボートに乗るのに長い行列ができているので、近くに立っていたロシア側の係りの人に「あのゲートから出て街を歩いてきていい?」と聞いてみる。係りの人は英語は話せたけれども自分にはそれを判断する権限はないと言う。

テンダーボートのそばにいたクルーにも聞いてみたら、「同じことをロシアのオフィサーに聞いた人がいたんだけどね。答えは即座にニエットだったよ」と言われた。まあここまでいろいろ聞いて回ったんだから、後発隊も納得してくれるでしょう。あとは、自分でロシア当局に交渉してもらうことにした。そして、私がいつ出奔するかとはらはらし通しだったGと、帰りのテンダーボートに乗り込んだのでした。

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