たまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! MSCディビーナで行ったアドリア海ーエーゲ海クルーズの旅行記です。


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4日目 イズミールで本格トルコ料理

この日の予定
イズミールに8時半から15時まで停泊。ゆっくり街でランチが楽しめる嬉しい日程だ。旧市街のコナック地区までは歩いて30分とちょっと遠いけれど、時間に余裕があるのでそれもまた楽しいかも。と、とにかく街に出てみることにする。

ベスト寄港地イズミール

今日も目が覚めたら7時起きで、からだはすっかりエーゲ海タイムになじんでしまったようだ。船はもう港に停泊していて、隣にはAida.deと船体にある小型のクルーズ船がいる。聞いたことが無い船だったので部屋からそのアドレスにつないでみたら、ドイツ語オンリーのクルーズ会社のウェブサイトにつながった。

船はカジュアルスタイルで夕食もビュッフェ形式だけれども、船内にはビール醸造所があるんだそうだ!べルリッツクルーズガイドの食事の点も悪くない。旅行好きのドイツ人にクルーズ船で会うことが少ないのは、みんなこういうドイツ人専用のクルーズ船に乗っちゃうからなのかな。ビール、いいなあ。

船を降りると、ようこそイズミールへ!という看板が並んでいて、「イズミールはベストクルーズ寄港地に選ばれました!」と書いてある。ワールドトラベルアワードという賞なんだそうだ。港の道は影もなく暑かったけど、なんとなく上陸を歓迎されているような気分になった。

港から街に出るゲートにはちゃんとインフォがあって、旧市街に行くにはどうしたらいいか、おすすめのレストランはどのあたりにあるかなど教えてくれる。ゲートの外に出ればそこはすぐ繁華街で、そんなに遠出をしなくてもあちこち覗きながら歩けば楽しそうだ。

残念、スーパーで買い物できず!

港沿いの石畳の道にはレストランがずらりと並び、チャイもトルココーヒーも安くて、水タバコまでメニューにある。そういうお店は観光客がいっぱい入っていて、海沿いの通りを眺めながらのんびり楽しそうにしていた。一本内側に入ると食料品屋やファッションショップなど、あらゆるお店が並んでいる。

大きなスーパーマーケットがあったので喜んで入ってみた。野菜や肉や魚がきれいに並んで、イズミールの人たちの食生活は豊かそうだ。野菜は安かったけど、お魚はちょっと高めだったよ。

スーパーで買い物もしたかったんだけど、トルコリラしか使えないと言われて、両替をしていなかったので断念。誰に聞いてもトルコはユーロもドルも自由に使えると言われたけど、観光客が行くようなところ、ということだったのね。

翌日イスタンブールでトイレに行くために、少量だけ高い両替をして残りは余らせてしまった。前の日からちゃんとトルコリラを持っておいてもよかったな。

セレブが行くレストランでランチ

歩き回ってお腹を空かせて準備万端。インフォの人が教えてくれたレストランに行くことにする。そのお店「Meshur Tavaci Recep Usta」は、周りのオープンカフェやダイナーより店構えが格調高い。お客はほとんど地元の人みたいで、インフォで教えてくれたお店の割には観光客は少なかったな。

大きな天蓋の下にずらりとテーブルが並び、いい感じの影ができて、海からの風が心地いい。向こうには大きなかごに鳥がいっぱい入っていて、さえずりが店中にひびいている。壁にはシェフとVIPらしき方々の写真がずらりと並び、聞けばアンカラの本店には大統領はじめ有名人がたくさん訪れるんだそうだ。


メニューはサラダと前菜2類にメインディッシュ、3種類のデザートが付くコースだった。近くのテーブルの地元の人が、白い液体にふわふわのクリームが乗ったスープをスプーンでかき混ぜながら飲んでいる。あれは何?と聞いたらヨーグルトスープだと言うので、試しに出してもらった。酸味が心地よくて、食べていたラム肉のソースがピリピリ辛いのを和らげてくれた。

スパークリングワインをちびちび飲む幸せ

おいしい海辺のレストランを出たすぐそこには、私たちの部屋がある船が浮かんでいる。戻った船から今まで居た方を見ながら、のんびりゴロゴロするこの幸せ。

栓をして冷蔵庫にしまっておいたスパークリングワインを出して、チョコイチゴをつまみにちびりちびりと飲む。いい加減退屈になったところで日が暮れ始めて、さあ船の夜の始まりだ。着替えてショーを見に行き、食事をゆっくり楽しむ。

ショーでは、ゴムまりのように飛び跳ねてコミカルなケニア人ブラザーズや、上海雑技団みたいにからだがくにゃくにゃのモンゴル人シスターズが大活躍でとても楽しい。船のシアターでは必ず出てくるロープ技の演出や演者もなかなか水準が高かった。眠くて1日目と2日目のショーを見なかったのは惜しかったなあ。



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