たまにしか行かれないクルーズ旅行はとことん楽しみたい! MSCディビーナで行ったアドリア海ーエーゲ海クルーズの旅行記です。


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6日目 終日航海の日は朝食を2回

この日の予定
上陸が無い終日航海の日は、船内新聞を念入りにチェック。昼間に面白いレッスンやクラスが船内で開催されるからだ。そして夜はフォーマルナイトになる。

朝ごはんを2度堪能

毎日違う港に上陸するのも楽しいけれど、船にずっといる日が1日くらいあるのもいいものだ。こういう日はゆっくり起きて、部屋でご飯を炊いて梅干しや海苔で食べ、その後ラ・ミューズに行って2度目の朝食をとる。

ルームサービスを頼む時もあるけれども、この航海ではヨットクラブ専用レストランのラ・ミューズにせっせと通った。すぐそこの厨房で卵を調理してくれるのでおいしいし、朝日が射す食堂もとても気持ちがいい。

部屋で食べたのに、私は更に盛り合わせセットを頼んでむしゃむしゃ食べる。腸が弱いGは、ヨーグルトをたくさん頼む。おなじみになったモンテネグロ人のウエイターフランクが、笑って4個も5個も持ってきて、ふたを開けてくれる。

真夏の甲板ジョギングは断念

その後は船の先端にあるジムに行って、ストレッチをしたり筋トレをしたりする。いつもは甲板をぐるぐるジョギングするけれど、夏の日は高くてまぶしいし暑いので、このクルーズではしなかった。冬の地中海クルーズの時は日の出が遅かったので、夜明けの薄明かりの中、甲板を走ってとても気持ちがよかったんだけどね。

ディビーナの最上階の先端にあるジムでは、波を切って進む船の先端から、海を見下ろすような形で運動ができる。ここに色々な国の人がストレッチマットを敷いて、ヨガ風にからだをくねらせたり腹筋をしたりする。そんなのを横目で見ながら、私も自己流のストレッチをする。

船内プログラムは物足りなかったディビーナ

アメリカの船なら終日航海の日も、次々と船内プログラムに出て忙しくなるんだけど、ディビーナにはあまり面白そうなものがない。行っても司会が5か国語で話すので何ともまだるっこしい。

結局この航海では、タンゴのレッスンに出ただけになった。大好きなお料理コンテストもあったけれども、炎天下のプールサイドでやるので暑くて長くは居られない。セレブリティならシアターで、手元がよく見えるようにカメラでアップにして見せてくれたのに。大違いだなあ。

だからもう今日は徹底的にだらだら過ごすことにする。プールサイドに行って水着のまま昼食を取り、本を抱えてデッキカフェに行ったり、ラウンジに行ったり。部屋でうつらうつらしたり、船からそう遠くない所に見える陸地や島を眺めたり。

イタリアの船でマイケル・ジャクソンが踊る

そうこうしているうちにあっという間に夜の7時になってしまった。着替えてシアターに行く。今日は2回目のフォーマルナイトだったけど、Gは着物を着るのをやめ、私も地味目の夏大島にする。あまり着飾る人がいないんだと1回目で分かったからね。 アメリカ人が多かったセレブリティではタキシード率が高かったと思うけど、今回はちらほら見かけた程度で、上着すら着ていない人も多かった。

シアターではマイケル・ジャクソン・ショーをやっていた。イタリア人はマイケル・ジャクソンなんてたいして興味はないだろうと思ったら大違い。ぎっしり満員で、席を見つけるのにひと苦労だった。

そっくりさんがカラオケをバックにそっくりに踊るだけなんだけど、イタリア人にも隣の日本人(夫のG)にもオオウケ。今まで懐メロソングばかりだったシアターのショーが、ついにマイケル・ジャクソンまで来たかと感慨深かったよ。

ディナーは料理とおしゃべりのフルコース

夕食はいつものラ・ミュゼで、前菜からデザートまでモリモリと食べる。私たちのテーブルに着いてくれるモンテネグロ人のウエイターのフランクに、明日着くドブロブニクで何を食べたらいいか聞くと、。牛肉料理のCevapiとビールのOZUJSKOは絶品だから、ぜひ試してみろと言う。

彼の故郷はドブロブニクから車で1時間くらいの所で、毎週婚約者がブロブニクまで会いに来るのでデートするんだと嬉しそうに言う。夏の間、ディビーナは毎週同じコースを回っているけど、秋には地中海を離れてカリブに向かうはず。夫婦で船で働いている人たちも多いそうだから、彼女も同じ船に乗っちゃえばいいのにね。

ラ・ミュゼはハウスワインを頼めば料金はかからないので、ソムリエのレオナルドに再会した時には、正直しまったと思ったよ。Gが喜んで高いワインを注文しちゃうのは目に見えていたからね。

レオナルドは毎回色々なワインを詳しく説明してくれたけど、おすすめは手ごろな価格の物なので助かった。一度だけ100ユーロを超えるものをおいしいよと言ったけれども、ちょっと予算オーバーだよと選ばなかった。

食事が終わってフランクが持ってきてくれたリモンチェッロを飲んでいたら、レオナルドが見てそれは食後酒じゃないのにと言う。ま、いいじゃない。フランクのサービスも嬉しかったし、久しぶりのイタリアのリモンチェッロもおいしかったよ。酔っぱらったけど。



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