>シンガポール発着-航空券とホテルの手配 >さーていよいよ乗船だっ >オベーション・オブ・ザ・シーズという船 >おまけ:寄港地ポート・ケランでのすごしかた
シンガポール発着クルーズ―航空券とホテルの手配
新しい船がファンファーレとともに登場するニュースはよく見ていたけれど、そんな船に乗る機会がやってきた。クルーズスマイル.jpに記事を書くために、シンガポール発着のオベーション・オブ・ザ・シーズに乗ることになったのだ。
もともとこれに乗りたくて、同行者を募ったり、友人を誘ったりしていたのになかなか決まらないでいた。渡りに船とはこのことだ。
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シンガポール発着だからこそ、1か月前決定でGo!
Go!が出た時には出港の1か月前を切っていたので、それから慌てて航空券を探した。 値段が安くて、でもエコノミーの真ん中の席じゃイヤなんて基準で選んでいったら、行きはデルタ、帰りはJALのマイレージという片道ずつの手配になった。
シンガポール行きの飛行機はLCCから日系、アメリカ系と豊富で、賞の常連のシンガポール航空もあるし、出発時間も様々。夜発の便にすれば早朝着でホテルがいらないし、帰りもそうすれば空港から直接仕事に行くこともできる。行かないけど。
日本発着のクルーズは、終日航海日が多いし、ロシアや韓国に寄らなくてはならないし、どうしても日程が長くなる。短いクルーズにさっと行きたい時は、日本発着よりシンガポールや香港発着のほうが便利かもしれない。
深夜12時半シンガポール着。さて、ホテルはどうする?!
今回は計4部屋6人の人たちと乗船後一緒になる予定だったけれど、行き帰りはみんなバラバラだ。私はひとり旅でしかもシンガポールは初めて訪れる。深夜に女性がタクシーに乗っても、ぜんぜん困らないとは聞いてはいたけれども、どこに泊まっていいものか、見当もつかない。
シンガポールには取材でよく行くカジノ作家の松井氏に、いいホテル無い?と聞いたらこんな答えが帰ってきた。
「いつもボクが泊まる安いホテルは、ゲイラン地区のホテル8ですが、ここは遊郭にあるため、日本人女性にはあまりお勧めできないかもしれません。 中国人女性たちは平気で泊まってます。」
そんなお宿に中国系の女性たちに混じって泊まってみたかったけど、選んだのは空港ターミナル内にあるAerotel Transit Hotelだ。シンガポールを経由して乗り継ぐ人が時間調整のために泊まる、時間売りのホテルだ。(6時間6842円也)
3泊4日程度のクルーズなら、トランジットホテルが便利
このホテルはシンガポール入国審査ゲートの内側にあるので、飛行機に持ち込む手荷物だけで泊まることになる。今回は機内持ち込みができるキャリーと、パソコン用のデイパックだけでの移動だったので、このホテルを便利に使うことができた。
ホテルはデルタ航空と同じターミナルの端からワンフロア上がったところにある。チェックインの後、重い扉を開けて客室エリアに入ると、長い廊下の両側にずらりと部屋が並んでいる。深夜だったせいか、しんしんと冷えた人の気配の無いホテルは怖いくらいだ。さっきまで空港に居たはずが、ひとりぼっちで異次元に迷い込んだような気分になった。でも負けるもんか!明日から船に乗るんだからネ、と自分を奮い立たせる。
部屋が寒いというレビューを読んではいたけれど、フロントのお兄さんは「寒かったら隣のベッドの毛布を使えばいいよ」と言う。ツインベッドルームにひとりで入って、布団はふたり分使うというゼイタクをして、短時間ながらぐっすり就寝。時間を1時間延長したのを追加料金無しにおまけしてもらって、さーていよいよ、シンガポールに初上陸だっ!
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