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毎年恒例の夏の女子旅クルーズ
ダイヤモンド・プリンセスで恒例の真夏の女子旅クルーズに行ってきた。今年はエリートメンバーが仲間にいたので、その特典をフル活用させていただこうとみんなわくわく。
旅程は横浜発着で清水に寄港した後、紀伊半島の熊野の沖で花火鑑賞。その後高知と釜山に行って、熊本の八代に寄港するはずが。。。やっぱり来ちゃったのよね、台風が。
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クルーズカードで水戸黄門ごっこ
今年で6年目になるプリンセスクルーズの日本発着クルーズには、リピーターがものすごく多い。船の廊下を歩きながら数えた感じでは、確実に半分以上の人がリピーターだ。(ドア横のネームプレートに会員ステータスが色別に出るので、すぐわかる。)
だから船の朝食やランチで相席になった時の挨拶も「クルーズにはよくいらっしゃるのですか?」にした方がいい。「初めてですか?」なんて聞こうものならむっとされて「もう何回も乗っているわ」とクルーズカードをちらっと見せられるから。たいていそれは鈍いグレーやルビー色に光っている。乗船6回以上のプラチナまたは4回以上のルビーという意味だ。
でも最上級のエリート会員になるとちょっと違う。 そのブラックカードはポケットに恥ずかしそうにしまわれ出てくることはない。
今回は私たちのメンバーにエリート会員がいたので、コバンザメ作戦でその特典を大いに楽しんだ。そういう席で「この人はエリート会員なんですよ!」と自慢するだけではない。エリート会員なら優先乗船下船に加えて、飲み放題のリピーターパーティがあって、クリーニングや靴磨きが無料になる。部屋の冷蔵庫のビールやソーダだって無料だ。
会員にくっついていれば、誰でも一緒に優先乗船できる。乗船日は11時ぐらいには、もうみんな日本大通り駅に集合。12時には船でランチを食べ始めた。 行列を横目にプライオリティ乗船口からさっさと船に乗るのは、なかなか気持ちがよかった。
アップグレードならず。バルコニー3人部屋に
エリート会員に一番期待したのは、部屋のアップグレードだったんだけどね。残念ながら夏休みの時期の満室の船ではそれはなかった。 一人数百ドルの差額でスイートにアップグレードするオファーが来たという話を時々聞いたので、とっても期待していたんだけれど……。
この時期のクルーズは去年に増してセール価格が出にくく、私たちは一行5人は、やっとこさ3人用のバルコニーと2人用の視界不良オーシャンビューが取れたのだった。 日本発着クルーズは人気なんだなあ。
ダイヤモンド・プリンセスのバルコニーの部屋は、クローゼットが広い代わりにデスクスペースがけっこう狭い。だから3人目4人目は二段ベッドの上になるのだけれど、子どものように身軽とはいかない女子3人の部屋でそれはちょっときつい。だからあえて「折り畳み式ベッド=ロールアウェイベッド」が入れられる部屋を選んだ。
その補助ベッドはバルコニーに平行に置くことができず、デスクスペースの隙間に斜めに置くことになった。朝起きたら急いで畳まないと他の人がバルコニーに出られない。おかげで規則正しい生活をすることができた。
相席になった人たちへの自己紹介では冗談めかして「私たちカタカナのツの字で寝てるんです」と言っていた。二段ベッドは昇り降りするのにガタガタ音がするしはしごも邪魔だ。だからバルコニーで3人部屋になったら「ロールアウェイベッド」が入れられないかどうか、聞いてみるのもいいかもしれない。
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