>日本発着クルーズは、いつ予約するか、それが重要 >新鮮なサンプライズ満載。これがコスタ流クルーズ >日本海クルーズならではの各寄港地で食べたもの
いつ予約するか……。ギリギリまで待てるのが日本発着クルーズ
夫のGが行けるお盆休みにピッタリの日程のだったので、コスタ・ビクトリアの5泊6日のクルーズに行った。13歳未満のお子様は無料だから、船は家族連れでいっぱい。1996年就航の古い船だから、トラブルもいっぱい。そんなこんなも、いい思い出になった。
[広告]
内側とオーシャンビュー半額。でもバルコニーは下がらず
[バルコニーへの扉は重くて、開放できない。海風を楽しむにはテクニックが必要]
新幹線の切符だけ手配して、船室の値下がりを待っていたんだけどね。乗りたいバルコニーは値下がりしなかったので、しぶしぶ2週間前に予約をした。 乗船書類がなかなか来ないのはそのせいだと思っていたんだけど、どうやら乗った人全員が手続きの遅さに気を揉んだみたいだ。船に乗ってから同じテーブルになった人たちと話題になった
今回は格安のアメリカの代理店を使えず、知り合いの日本の代理店経由で予約をした。あまりせっつくのも悪いとコスタのカスタマーサービスに直接電話をした。そうしたら着金が確認できないから書類が出せないと言われて、逆に心配になってしまった。
2週間前にお金はちゃんと払ったんだから、着金してないはずがないと言ってメールと電話でやり取りしているうちに、無事に書類はマイコスタからダウンロードできるようになった。なにせ乗船日の前々日だったので、スリリングな経験だった。
休みに合わせて乗れる便利なショートクルーズ
[古い船だけあって、甲板はウッド。舞鶴湾の景色が楽しめるのも日本海クルーズならでは]
コスタ・ビクトリアの日本海周遊クルーズは、金沢、舞鶴、福岡から乗ることができる合計5泊6日のクルーズだ。日程に合わせてジェノバ、ローマ、バルセロナ、マルセイユから乗れる地中海周遊クルーズと同じ方式だ。私たちは東京から行くのだから金沢発着が一番近かったのだけれど、Gがその日しか休めないというので舞鶴発着になった。
金沢まで新幹線で行けば2時間半、西舞鶴まで新幹線と山陰線を乗り継いで行けば3時間半。船旅だけじゃなくて列車の旅も楽しめたと思えばいいかな。ただ帰りのまいづる10号は大雨の影響で2時間以上の遅れとなった。取っていた京都発の新幹線には乗れずに、ずいぶん遅くなっての東京帰りとなった。
部屋はアップグレードされて10階のプレミアムバルコニー10331
最低価格のバルコニーで申し込んだつもりが、船中央の客室最上階のプレミアムバルコニーが割り振られた。
コスタ・ビクトリアは前方と後方の2か所しかエレベーター/階段が無いので、この部屋位置はけっこう不便だった。しかも客室の上の甲板の音が部屋によく響く。神経質でない私たちだったので問題なく過ごせたけれども、気になる人には10階の部屋はちっともプレミアムではないかもしれない。
音にこだわらなければGoodなスペシャルレストラン
[へたくそ美女デュオとメインディッシュのラム。メインダイニングと大違いのボリューム]
上の階の音は、追加料金がかかるスペシャルレストランでも響くのだった。なんと上がバスケットコートになっているのだ。走り回る足音+ボールの音の下でのスペシャルなお食事を避けたいのなら、このレストランには遅めに行ったほうがいいと思う。
ちなみに私たちが行った時には7時半までピアノ+バイオリンのデュオが演奏をしていた。バイオリンの音がビックリするくらい悪くて、胃がねじれそうになるのだ。
7時半までの予定の演奏が終わるのを、時計をちらちら見ながら待つ羽目になった。後方右舷側にあるレストランからの眺めは、とってもきれいだったけどね。
見た目重視の採用なんだと思えば楽しめるエンターテイナーたち
[美女ダンサーズと実力派テナーのビンツェンツォ氏]
ピアノ+バイオリンのデュオは論外のヘタクソさだったけど、毎晩シアターで踊ってくれるダンサーたちもあんまり上手じゃなかったなあ。
舞台を眺めながら、ハタと気が付いた。もしかしてみんな、芸ではなく見た目で採用されているのではないか、と。女子ダンサーは全員すらりと背が高くてきれい。ピアノ+バイオリンも美女ペアなのだ。
唯一見た目採用でないと思われたのは、イタリアンオペラを朗々と歌い上げてくれたビンツェンツォ氏だ。とってもきれいなテナーで、聞きほれてしまった。なんで極東をクルーズするアジア人ばっかりの船のシアターなんかに、本格派オペラ歌手が出ているんだろう。逆に不思議に思ったよ。何か不祥事を起こして飛ばされてきたとか?
イタリア路線に乗れば、観客はみんなスタンディングオベーションだろうに。地中海で乗ったMSCクルーズでオペラを歌った人は、もっとへたくそだったけどブラボー連発だった。
次の旅行を計画するなら
私が通訳します。日本語で問合せできるアメリカのクルーズ代理店はこちら↓
このサイトの作者:しの
翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて
クルーズ旅行用持ち物リスト
狭い船室を効率よく使えて、旅費の節約にもなる便利グッズや、荷物の選び方と詰め方、船酔い防止法を集めました。
詳細はこちら船で快適に過ごすコツ
船会社が教えてくれない、船室に入ってまずすることや、意外とかかる旅行中の費用を安くあげるには…
詳細はこちら今までのクルーズ旅行記
一覧はこちら- さらに進化したヨットクラブでまったりアラビア湾 2019年年末年始 MSCベリッシマ
- 猛暑脱出し20℃のバルト海+ロシアへ 2019年8月 コスタ・マジカ
- ヘブンスイートで天国気分-アメリカ西海岸片道クルーズ 2019年GW ノルウェージャン・ブリス
- 河内丸から飛鳥Ⅱ- ファミリーヒストリーをたどる旅 2019年1月 飛鳥II
- 最新の世界一大きな船でカウントダウン 2018年年末年始 シンフォニー・オブ・ザ・シーズ
- 熊野花火は右舷か左舷かで右往左往 2018年8月 ダイヤモンド・プリンセス
- リバークルーズ初体験! うっとりドナウ川下り 2018年6月 アマデウス・ブリリアント
- 晴海発着でスリリング太平洋クルーズ 2018年1月+GW コスタ・ネオロマンチカ
- 世界一の大きさの船でカリブ海で食べ飲み滑る 2017年11月 ハーモニー・オブ・ザ・シーズ
- 毎年恒例夏の女子会クルーズでお祭り騒ぎ 2017年8月 ダイヤモンド・プリンセス
- 美食の船で美食の地ギリシャ+南イタリアへ 2017年GW オーシャニア・リビエラ
- 日本船初体験!「るるぶクルーズ」取材でショートクルーズ2泊3日 2016年12月 飛鳥II
- 浮世は忘れて波に揉まれて 2016年8月 ダイヤモンド・プリンセス
- お盆休みに猛暑の日本海クルーズ 2016年8月 コスタ・ビクトリア
- シンガポール発着3泊4日で新造船に乗りに 2016年6月 オベージョン・オブ・ザ・シーズ
- ハワイ-バンクーバー片道クルーズ 2016年GW セレブリティ・ソルスティス
- 横浜発着北海道+サハリンでシンデレラ気分 2015年8月 ダイヤモンド・プリンセス
- 高級小型グルメ船で西日本周遊 2015年GW ポナン・ロストラル
- 北海道周遊クルーズに連続2周! 2014年8月 サン・プリンセス
- 東京発着で初めての女同士クルーズ 2014年4月 ボイジャー・オブ・ザ・シーズ
- ヨットクラブで真夏のエーゲ海クルーズ 2013年8月 MSCディヴィーナ
- 猛暑脱出 2度目のセレブリティでアラスカへ 2012年8月 セレブリティ・インフィニティ
- 冬の地中海クルーズ波高し 2011年年末年始 MSCスプレンディダ
- スイートを奮発! メキシコクルーズ 2011年GW サファイア・プリンセス
- 懐かしのアメリカ流を満喫、ハワイクルーズ 2009年GW プライド・オブ・アメリカ
- キモノでクルーズ 南スペイン+リスボン 2008年GW コスタ・ビクトリア
- 超意気込んだ2回目のクルーズはキモノで地中海 2006年8-9月 コスタ・フォーチュナ
- 初クルーズ! 船でゆらゆらカリブ海 2004年年末年始 セレブリティ・ミレニアム