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こうすれば楽しいコスタ・ネオロマンチカ
日本発着の太平洋クルーズの旅程は、終日航海日が多くて寄港時間が短い。船上で過ごす時間が長いのに船のサイズが小さいので、イベントやショーはすぐに満席以上の大盛況になる。
船上ではどこでどうやって過ごすのか、乗る前から心づもりしておいたほうがいいと思う。
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ドリンクパッケージ付きにして、食事はワインのつまみと思う
そんなに飲むわけじゃないけれど、ドリンクパッケージはリッチな気分になれるので大好きだ。パッケージは安いワインしか対象じゃないけれど、もともとこの船にはそんなに高いワインは乗っていない。メニューを指さしてプロセッコを頼んでもスプマンテを頼んでも、同じスパークリングワインが出てくるのがご愛敬だけどね。私は泡を見ているだけで幸せになれるたちだから、十分だ。
食事は値段のわりにはがんばっているとは思うけど、ステーキが薄くて肉好きの夫には不満だったみたいだ。でもこれはイタリアのカジュアル船。そんなもの期待するほうが間違っているのだ。パスタやパンはなかなかおいしいし、メニューだって数種類の中から選べる。
洋風の居酒屋に行って、泡、白、ロゼ、赤とグラスを並べて、つまみをあれこれ楽しんでいると思えばいい。ひと皿の量が少なくていくつでも頼めるし、他のメニューの付け合わせも入れてとか、サラダをニンジンとコーンだけにして、なんていうリクエストにも応えてくれる。
出てくるのが遅いことがあるけれど、注文を忘れられたことはなかった。朝ごはんやランチは本を読みながら、ディナーはワインを飲みながら待つようにすれば、それも気にならなくなった。
スパパッケージを買うか、ジャグジー付きスイートにするか
シアターをつぶして作ったと聞いたけれど、この船のサムサラスパ(有料)は広くてなかなかよい。ジャグジーは今まで経験した中では最深で最高だと思った。他に人がいなければ、私の得意なホバリング泳ぎ(仰向けに浮いて、手と足を逆方向にかいて水面で静止)もできたよ。
女子ロッカーのシャワーは1月はししおどしの水みたいに細かった。シャンプーしても流すに流せず困ったものだけど、ゴールデンウイークに乗った時にはちゃんと普通の水量が出るようにカイゼンされていた。
日本発着を何年もしているダイヤモンド・プリンセスが年々故障が多くなり、使えるシャワートイレの数が少なくなっていくのと好対照だと思った。
クルーズ中フルに使えるスパパッケージと、バルコニーのお部屋とジャグジー付きスイートの差額が同じくらいだ。オーシャンビューのシャワーは「気を付け」の姿勢じゃないと入れないぐらい狭かった。
スパはすごく混むこともある。同じ差額ならジャグジー付きのスイートのほうがいいかなあ。部屋の広さはオーシャンビューやバルコニーの倍だし、スパだって一回無料で体験できる。自分だけが使うジャグジーならシャンプーを入れてブクブクに泡立て、泡に埋まって気兼ねなく本を読むのことだってできる。
ダンスは満員だけどカラオケはガラガラ
社交ダンスにラインダンスにダンスレッスン。ディスコは最後の客が帰るまで何時まででも営業と、この船はダンス好きが集う船のようだ。ダンスのイベントはいつもぎっしり満員だし、ダンスレッスンは混みすぎて、ぶつかったり足を踏まれたり、空手チョップが飛んできたりもする。
でも初日にふらっと最後尾のキャバレービエンナに行って驚いた。カラオケアワーなのに誰も来ないんだとアニメーター(エンタテイメント担当)が言うのだ。
仕方がないからその場でデュエットで2曲歌いましたとも。観客が誰もいないカラオケってのも気持ちが良かったです。 カラオケはその後別の場所に移って少しはお客さんも来るようになったけれど。ダイヤモンド・プリンセスの歌いたい人が多すぎて抽選になるというカラオケ大会とは大違いだった。
抜港でも動じないよう、本をいっぱい持って乗ろう!
お昼の船長のアナウンスにはいつもドキドキした。これから悪天候が予想されるから、明日は抜港しますなんて言い出すからだ。
窓の外に輝く海と空を見ながら楽しく食事をしていたのに、ダイニング中が一斉にどよめく。とたんにみんなの口調ががっかりモードに変わる。
私が乗った時は二回とも宮古島が抜港になった。ゴールデンウィークの時は鹿児島に代わりに寄港したけれども、1月のクルーズの時はどこにも寄らず、クルーズの最後が三日間連続の終日航海となった。
隣のテーブルにいた三世代ファミリーの若いお嫁さんは、「 えっ、明日から3日も乗りっぱなしなんですか、 1日早く東京に戻るんじゃないんですか?」とぐずる赤ちゃんを抱えて怒っていた。お嫁さんも、誘ったおじいちゃんおばあちゃんも、お気の毒です。
だから私は、本棚に積んであった本や読みかけの雑誌、パッキングに忙しくて読めなかったその週の夕刊などなど、色々持ち込んで、だいぶ捨てて帰ってきた。抜港は残念だったけれど、持ち込んだ本や雑誌を読んだぞ!という達成感を味わえた。
Gは仕事の資料をいっぱい持って乗ったけど、昼寝してるだけでほとんど進まず。ダメじゃん。
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翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて
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