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2018年年末年始 シンフォニー・オブ・ザ・シーズ 最新の世界一大きな船でカウントダウン

1. 予約手配や前泊のホテル2. シンフォニー・オブ・ザ・シーズ攻略法3. 寄港地ロアタン島、コスタ・マヤ、コズメル、ナッソー4. おじさんはこの船を楽しんだ?

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シンフォニー・オブ・ザ・シーズ攻略法

この船は二つのビルが向かい合って建ったような形をしていて、 ビルとビルの間が公園や遊園地になっている。

5階がメインストリートのロイヤルプロムナードで、6階がボードウォーク(遊園地)、8階がセントラルパーク(公園)。プールは15階で、ビュッフェのウィンジャマーは16階。この構造さえ覚えてしまえば、世界一の大きさの船でもそんなに迷うことはなかった。

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この船ではあえて低層階の海側バルコニー

海が近い部屋

部屋を選ぶ時、他の船なら迷わず最上階にするのだけれども、今回は悩んだ末に低層階にした。海上にいることを忘れてしまうような大きな船に乗るのだ。低い位置の部屋なら海面が近くに見えていいかな、と思ったのだ。

懸念はプールデッキにあるジャグジーが遠いこと。びしょびしょのままエレベーターに乗って降りるのが嫌だなと思っていたけれど、問題なかった。16階から6階まで滑り降りるスライダー「アルティメットアビス」を使えば、エレベーターを待つこともなく、ほんの15秒で6階に到着だ。なんて便利なのかしら。

15秒で6階に到着! アルティメット・アビスはこちら↓

昼寝のススメ

バルコニー

今回のクルーズではほぼ毎日、午後はキャビンで昼寝をした。

日本から地球の反対側のカリブ海に来たのだから、時差ぼけはとってもキツイ。それなのにこの船でのクルーズは、レストランだシアターだイベントだと、とにかくものすごく忙しくなってしまう。だから体調管理は大切だ。

どうせ時差ボケで早朝に目が覚めてしまうのだから、朝一番にルームサービスで朝食が届くようにし、さっと食べてすぐジムへ。軽い運動の後、5階の船のジョギングデッキ(一周800 M 弱)をなるべくたくさん回る。汗だくになった後は、クールダウンも兼ねて階段を16階まで上がって、ソラリウムのジャグジーへ。

ジャグジー

午後なら大きな人たちでいっぱいになってしまうジャグジーも、午前中ならほぼ独占状態だ。ゆっくりジャグジーに浸かったり浮かんだりした後は、部屋に戻ってシャワーを浴び直して、着替えて、さあお昼。

寄港地のレストランに出かけたり、船の中で食べたり日替わりで楽しんだ。

そして午後はお昼寝タイム! 海面がすぐそこに見える部屋のバルコニーのドアを開けて、海風に吹かれながらぐうぐう眠るのは、ものすごく気持ちが良い。

寒くてカラカラに乾燥した冬の東京から、暖かくて湿気が多いカリブ海に来たのだ。余計に空気が優しく感じられる。このお昼寝で心も体もリフレッシュ。夜はまたレストランだショーだと忙しく活動できた。

冬にカリブ海に行くの、とっても良かった。毎年冬は滞在したいぐらいだ。

事前予約、する、しない?

ヘアスプレイ

クルーズではのんびりしたいのに、なんで事前の予約なんて?と私も思うけれど。。。この船のブロードウェイ、アクア、アイスの3つのシアターと、どっさりある有料レストランを、たった一週間のクルーズでもれなく楽しみたいなら、事前にオンライン予約をしておいた方がいい。(予約画面は「クルーズプランナー」で検索すると出てきます。)

ショーのスケジュールが出揃う2、3か月前になったら、どの日の何時の回を見るのかチェックして、名前を登録。その合間にマイタイムダイニングのディナーをはめ込んでいく。

スケート

今回の年末年始クルーズには、有料レストランの事前予約割引はなかった。しかも大みそかは特別メニューだそうで、値段も特別だ。そんなんじゃどうせ空いているだろうから、乗ってからの予約でもいいやなんて思っていたら、甘かった。

一番人気のステーキハウス「 チョップス・グリル」は、あれよあれよという間に満席の日が増えて、かろうじて最後の日のテーブルがやっと確保できたのだった。

乗船後裏メニューをチェック

スケジュール表

事前予約で安心してはいけない。それぞれのシアターに、2番目のプログラムがあるのだ。

2番目のショーは予約はできないけれど、何日の何時にやるのか、乗船初日にわかる。この時間がレストランの予約とかぶっていたら、またスケジュールを組み替える。プリントアウトして持って行った日程表に、書き込んだり消したり、汚くなってしまう。避難訓練の間にそれをやっていたら、近くのマダムに「私なら蛍光ペンを使うわ」とアドバイスされた。

アクアシアター

しかも今回アクアシアターのショーは、天候の具合で中止や延期になることもあった。けっこうな機械仕掛けを使うブロードウェイショーも、故障で上演中止なんてこともあるそうだ。

2時間後になりますなんて言われると、ぽっかり時間が空いて困ってしまう。メインダイニングに行くには時間の余裕がないし、ビュッフェはごちゃごちゃしているので私はあまり好きではない。ふらっと「ソラリウムビストロ」に入ったらこれがなかなか良かった。 ソラリウムビストロも自分で取るビュッフェ形式だけれど、食べ物が大皿に山盛りではなく、小皿にちょこちょこキレイに乗っている。取るのが楽だし、見た目が上品で良かった。

ショーの時間変更や中止で、今回はアクアシアターの2番目のショーを見ることができなかった。中止になりやすいアクアシアターのショーは、なるべく早めに見ておいた方がいいと思う。

メインダイニングのマイタイムは8時までに

シンフォニーのお食事(フォトアプリのフォルダの画面コピー

なにせ年末年始のぎっしり満員定員以上のクルーズだ。ディナーのメインダイニングの盛況ぶりはすごかった。事前に時間指定をしていたので席を待つことはなかったけれど、周りがあまりに忙しそうで、なんだか落ち着かない。

大晦日の日にディナーを終えてレストランの出口に行ったら、席が空くのを待つ人たちが、エレベーターホールを越えて行列を作っているのを見てビックリした。聞けば、夜8時過ぎのメインダイニングのマイタイムは、毎晩こんな感じだったそうだ。

「8時までに来てくれればそんなに待たないよ」とレストランマネージャーが言っていた。

カウントダウンを見るならここ!

大みそか

いよいよ12月31日になって、午後のお昼寝もバッチリ。夕方むっくり起きて タキシードと訪問着への着替えも完璧。6時頃張り切ってロイヤルプロムナードに行くけれども、まだ静かな感じだった。

今まで乗った船では、大晦日は夕食前からイベントが始まって盛り上がったけれど、シンフォニーでは、夜の11時からカウントダウンイベントが始まるのだ。7時過ぎから夕食を食べて、9時半からのアイススケートショーのあとに、カウントダウンするのにいい場所を探して船内を歩き回る。

他の船では船内の色々な場所で色々なカウントダウンイベントがあったものだけど、シンフォニーでは、アクアシアター前やダンスホールにバンドが出るぐらい。イベントはロイヤルプロムナード一箇所に集中だ。そこに6500人が一斉に集まるのかしらと、恐ろしい気分になる。

しばらくパブに座っていたけれど、人がどんどん入ってくる。楽団の演奏が始まると、ロイヤルプロムナードは身動きもままならなくなる。うわ、どうしよう。大型の人が多いお客さんたちに体格で負ける私たちアジア人は、これじゃあ人に埋もれてしまう。。。

大みそか

そこで逃げ込んだのが、ロイヤルプロムナードの上に張り出した写真コーナーの先の狭いテラスだ。ここならオーケストラや船長が立つさじきも真っ正面。車椅子の人たちの後ろに立てば、ロイヤルプロムナードが一望できた。

周りの人達への気配りも忘れずに。お互い譲り合ったりちょっとした会話を交わしたり。このタイプの船に乗ってカウントダウンを楽しむなら、この場所はおすすめです。

船長登場 左はクルーズディレクターエイブ

そして船長が登場。オーケストラの大音量の演奏が気分を盛り上げる。隣にいるのが人気者クルーズディレクターのエイブだけれど、何を言っているのか聞こえやしない。

みんなキスより風船を割るのに夢中

そのうちカウントダウンが始まり、新年の始まりと同時にロイヤルプロムナードに風船が降り注ぐ。うねるように人波みが動き、風船はバンバンと割られて、あっという間に無くなった。

ロイヤルプロムナードは着飾った人たちでぎっちり。ニューヨークのタイムズスクエアにも負けないくらいの、すごいカウントダウンだった。

ここ

これが別の日の早朝に撮った写真。おすすめの場所はピクチャーコーナーの前、ネクストクルーズデスクの上です。

手前にあるのは、丸まったフォルクスワーゲンのビートル。他の船のロイヤルプロムナードには、モーガンのスポーツカーがドカンと置いてあるのだけれど、なんでシンフォニーは丸いビートル? これには笑った。

カリブ海の初日の出は朝7時半

初日の出

そして迎えた元旦の初日の出。時間は朝7時半くらいと遅いので、カウントダウンで夜更かししても大丈夫。ちゃんと見える。

左舷だった部屋のバルコニーから、船後方に見えた。 今年はたくさんクルーズに行ける、良い年でありますように。

おまけ:ダンサーたちを身近に見るならここ!

パレードとセール品

明日は下船という最終日に、ロイヤルプロムナードの真ん中にできるセール品コーナーにいたら、パレードが始まった。

海賊やお姫様の格好をしたダンサーやシンガーやアイススケーター達が、ロイヤルプロムナードを踊りながら行進する。 ショーに出ていたおなじみの顔を、間近で見られるのが楽しかった。

リフティングの技がすごかった男性アイススケーターの、ぷりぷりのお尻が目の前に来る。ヘアスプレーに出ていた男性ダンサーが、踊りながらその男性アイススケーターに目配せしてたりして。舞台裏まで目撃できちゃう、いい位置だった。

憧れはスイートキャビン

スイート

シアターでは必ず予約をして早めにいい席を取るようにしていたけれど、一番いい位置の席は「スタークラス専用」とシートがかかり、スタースイート専任のクルーが、他のお客様が座らないように見張っている。

上演間近にそのシートにやってくるのは、元気なお子様がわんさかいるファミリーだ。スタークラスのスイートはベッドルームが二つ以上あり、最高8人まで泊まれる。一人目二人目の料金は100万円前後はするけれど、3人目以降は安い時期は1000ドルを切る。だから、大人数のファミリーにはこの最高級のスイートはけっこうお得なのだ。

今回のようにメインダイニングが混雑すると、夜だけでもこじんまりしたスイートレストランに行けたらいいな、と思った。二人でスタークラスのスイートは無理だけど、ジュニアスイートなら夜だけスイートレストランに行ける。(中国発着以外)

お部屋はちょっと広くなるしバスタブも付く。ただし、レストランに行けるだけでスイート専用ラウンジには入れないんだけどね。

この船のスイートは三つのクラスに分かれている。

1.夜だけスイートレストランに行ける Sea クラス(ジュニアスイート)

2.朝昼晩とスイート専用のラウンジとレストランに行けるスカイクラス(グランドスイート他の1ベッドルームスイート)

3. ロイヤルジニー(執事)が何でも望みを叶えてくれる、スタークラス(ロフトタイプのスイート)

スタークラスのスイートは飲み放題で、チップもインターネットもなんでも料金込みだ。いつかつか8人集めて、泊まってみたいなあ。ご一緒しませんかー。

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このサイトの作者:しの

翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて

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