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いざ、新造船ノルウェージャン・ブリスへ!
今回乗ったノルウェージャン・ブリスは、2018年就航の17万トン。乗客定員は4200人。アラスカクルーズ用にデザインされ、船の前面の、広い展望ラウンジが特徴だ。
ロイヤルカリビアンの最大級の船よりは大きくないけれど、値段もそれほど高くない。ショーは負けないくらい充実しているし、有料レストランはずっと美味しかった。頑張れ二番手!と判官びいきしたくなる船だ。
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ラウンジもデッキもベッドも、何もかもおっきな船!
ヘブンエリアに入ってバー・ラウンジを抜けると、プールとジャグジーのある中庭(コートヤード)になっている。 ヘブンスウィートのお部屋はこれを囲むようにあったり、ヘブンエリアの外の船尾にあったり、色々だ。
私が選んだのは中庭のとなりの、17706号室。ジャグジーにもすぐ行けて便利だった。ヘブン専用のバーもレストランもすぐそこだ。
一番小さなタイプのこの部屋は、スイートと言っても1ベッドルームだ。でもバーコーナや広いバルコニーがスイートぽくて、気分が盛り上がる。
笑ったのはベッドがでっかいこと。私の尾てい骨くらいまでの高さがあり、よじ登ることはできるけど、ちょっと腰掛けて靴下を履いたりができない。これが天国に近い天国のベッドってことかな。
船の前方はオブザベーションラウンジになっている。全面ガラス貼りの広いスペースに、ゴロリと横になれるふわふわの長椅子がいくつも並んでいる。
目の前に見えてきたのは、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジだ。
8階の右舷左舷のデッキはウォーターフロントと呼ばれ、有料レストランがずらりと並んでいる。まるで海岸沿いにレストランやバーが並ぶ、リゾートみたいだ。
残念だったのは毎日どんよりと曇って肌寒かったこと。カリブ海とアラスカのクルーズの狭間の、リポジショニングだから仕方がないけれど。
アラスカクルーズだったら、ラウンジから見る氷河の浮かぶ海や、雪をかぶった山が、きれいだろうなあ。カリブ海クルーズだったら、デッキで風に吹かれながら食事をして、すごく気分がいいだろうなあ。
てなことをぼんやり考えながら、ジャグジーでブクブク泡に揉まれてた。上の写真はジャグジーに浸かりながら撮った、ヘブンの中庭です。
ブリスのショーや音楽は、高水準で楽しめた。
ショーや有料レストランの事前予約ができるのは、ロイヤルカリビアンと同様だ。ノルウェージャンのアプリをダウンロードすれば、レストランもショーも寄港地ツアーも、アプリから簡単に予約ができる。クルーズ初日にこれをしたのだけれど、ブラウズしている間に枠がどんどん埋まっていき、焦った。周りのみんながスマホいじってるからね。
この船では、ブロードウェイミュージカルのジャージーボーイズ、オリジナルショーのハバナ、 ドリンク付きで有料のハッピーアワーが上演されている。他にビートルズのそっくりさんショーが日を変え内容を変えて何回かあって、これが一番人気だったように思う。
ビートルズショーの4人は、みんなマッシュルームカットで、声がそっくり。ポールはちゃんと、左利きでギターを弾く。
シアターで隣に座ったイギリス人の奥さんは、「私たちまさにこの世代なの!」と嬉しそうだった。ツイストアンドシャウトの時は、一番前に陣取っていた昔のお嬢さん達が立ち上がって、ノリノリでどっしりしたお尻を振り回し、なかなかの迫力だった。
他のショーでもシンガー&ダンサーの水準が高くて、とっても楽しめた。ロイヤルカリビアンでは、シンガーとダンサーは別々で、役割分担をしていた。それがブリスでは、みんな歌って踊るのだ。 厳しいオーディションをくぐり抜けてきた人達なんだろうなあ。
初めて食べたアルデンテ
この船には数え切れないぐらいの有料レストランがあって、「レストランパッケージ付料金プラン」にすれば、一人16ドルのサービス料の追加で、3か所まで行くことができる。
ノルウェージャンは無料特典がたくさん付くようなことを言いながら、ちょろちょろとサービス料を乗せるのだけれども、このレストランパッケージ(3回分+16ドル)はお得だと思う。
私たちが選んだのはいつもの通り、フレンチ、イタリアン、ステーキハウス。パッケージ無しで行けば一皿いくらでかかるメニューが、3ー4皿のデザート付きのコース料理になっている。量も質もこれで十分だった。
フレンチでは、メインで出てきたお魚が、最初はとてもしょっぱかった。ちょうど「お味はどう?」とウェイターが聞きに来たので伝えたところ、すぐに美味しく作り直してくれた。
ステーキハウスでは、私はメインに前菜のクラブケーキを選んで、ステーキは大きめのを頼んだGから少し分けてもらった。これぐらいがいろいろ食べられて丁度良かった。
感動したのはイタリアンで、なんとパスタがしこしことアルデンテだった。船の上どころかアメリカ中で、アルデンテのパスタを食べたのは初めてだ。
ドリンクパッケージも、追加サービス料金一人119ドルで付いていたけれど、ボトルのワインやお水は別料金。やっぱりチョロチョロお金がかかった。
ヘブンのレストランはロケーションがよく、出てくるものも最高級に美味しかった。けれど、メニューは本日のスペシャルが日替わりになるだけで、他は全く一緒なのだ。
6泊のクルーズだからよかったけれど、2週間も1か月もクルーズしてヘブンに滞在するなら、ヘブンのレストランのディナーには飽きるだろうなあ。。。
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