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クルーズ船の部屋にトコジラミ(南京虫)がいたら

ロイヤル・カリビアンのジュエル・オブ・サ・シーでトコジラミ(南京虫)が大発生して報道もされたのは2005年のことでした。その後各船会社の対応は徹底し、トコジラミは乗客のスーツケースに付いて持ち込まれるとして、「毎週ベースで客室を検査する。万が一発生したらその部屋と周囲の部屋にも化学的処理をし、メンテナンスの時に徹底した害虫駆除作業をする」とカーニバルクルーズは言っています。

それでもう下火になったのかと思っていたのですが、実は時々出ているのですね。証拠さえ見つけてちゃんと認めてもらえば、船会社もしかるべき対応を取ってくれるはずです。その方法をまとめました。

この記事を読まれたかたから寄せられた体験談も掲載しています。船はどちらもコスタ・ビクトリア。2016年の日本発着クルーズです。

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トコジラミ(南京虫)の見つけ方

もし部屋に出てもそれがトコジラミ(南京虫) だとわからなければ、対処の使用がありません。>>こちらに写真がありますので、必要でしたらご覧ください。

大きさは1mmから7mmくらいの、赤茶色の羽のない虫です。他の乗客の荷物にくっついて入ってくるので、いくら船の部屋を消毒してもまた誰かに持ち込まれることがあります。

船の部屋に入ったら、ベッドをチェックしましょう。シーツが折りたたんである角の所や、ヘッドボードの裏に潜んでいます。そこに脱皮した後の殻が落ちていることもあります。

前の犠牲者の血の跡が少し、色が変わった状態でマットレスについていることもあります。甘いようなかび臭いような匂いがしたら要注意とのことです。

トコジラミがいた~!と乗った人の報告があった船と時期(抜粋)

クルーズ・クリティック、クルーズ・メイトの乗客レビューから抜粋です。

  • 2014年8月のグランジャー・オブ・ザ・シーズで、刺される前に1匹見つけて、部屋中消毒してもらった。
  • 2013年7-8月のディズニークルーズで、全身を100か所ほども刺された
  • 2012年11月のノルウェージャン・パールで、枕とシーツの裏にたくさん見つけた
  • 2010年10月のカーニバル・グロリーで、刺されたと訴えたけれど、なかなか認められなかった
  • 2009年11月のカーニバル・ファシネーションから、家にトコジラミを連れて帰ってしまった!

2012年12月のコスタ・ビクトリア(アジアクルーズ)に乗った人は、内側の部屋に居てトコジラミに襲われ、その並びの6部屋がいっぺんに消毒されたとのことです。

2016年ゴールデンウィークのコスタ・ビクトリア(日本発着クルーズ)に乗ったご家族は、内側の部屋で初日の夜に発見。すんでの所で部屋交換となったとのことです。その驚きの発見方法は>>こちら

トコジラミがいることを、船側に見せて交渉!
  • 部屋にトコジラミがいると船側が認めれば、部屋は交換となり船医の診察も無料で受けさせてくれます。部屋に置いておいた服は高温で洗濯もしてくれます。してくれなさそうだったら、当然のこととして交渉しましょう。もっといい部屋に交換してもらったと言っている人が多いです。

トコジラミが活発になるのは朝の3時半から4時半とのことですが、もし見つけたらすぐ客室係に来てもらって見せなくてはなりません。朝になると隠れてしまいますから。トコジラミは布のスーツケースのすき間に潜り込んでホテルからクルーズ船と移り、部屋から部屋に広がっていくそうです。

ちなみに、トコジラミ(南京虫)は英語でベッドバグ(bedbug)です。>>こちらで発音を聞いて練習していきましょう。

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このサイトの作者:しの

翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて

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