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あこがれのミコノス島・サントリーニ島・マルタ島へ!
テレビや写真でたびたび目にしていたギリシャの島々に、ついにやって来た。乗っているだけで船が毎日違う島に連れて行ってくれるのだから、クルーズ旅行ってなんて便利なんでしょう。
小さな島に大きな港は無いので、船からはテンダーボートでの上陸になる。でも乗客1200人、6万トンの中型船のオーシャニア・リビエラなら行列になることもなく、乗下船はとってもスムーズだった。
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ミコノス島
テンダーボートを降りたところがオールドポートで、海に面してレストランや土産物店が並ぶ観光ストリートになっている。もうそのエリア丸ごと観光タウンという感じで、どの小道に入っても出てくるのは土産物店やレストランばかり。
その中のいくつかでTシャツやエプロンを買い、ハーバーに面したレストランで軽くお昼を済ませて船に戻る。オーシャニア・リビエラのグルメディナーを楽しむために、お昼は少なめにしてワインも飲まないと決めているので、だいぶ物足りない。
いつもなら船に帰ったら酔っぱらって昼寝してしまうのが、午後に船のジムに行って運動したりして。私たちのクルーズにしてはなかなかストイックでヘルシーな日中となった。
サントリーニ島
テンダーボートの船着き場から、ロバタクシーかロープウェイで高台の街フィラに上がるのが定番コースだ。今回は日本人グループに加わったので、船着き場からまたフェリーに乗り換えて、まずイアに行った。
イアでワイン無し、サラダと魚介の前菜のみの軽いランチをした後、無料のシャトルバスでフィラの街に。イアもフィラも、白い石の建物の間を細い白い小道がくねって続く、写真やテレビでおなじみの町だ。
建物はほとんどすべてがホテルかレストランか土産物屋のようで、ホテルは夏場の観光シーズンの訪れに備えて、白くペンキを塗り直したり、改装工事をしているところが多かった。
それでも、今まで雑誌やテレビで見ていたような風景の写真がたくさん撮れたよ!
サントリーニ島のロバは上りの方がいい
サントリーニ島ではぜひ、船着場から高台に上がるロバタクシーに乗ってみたい、と思っていた。でもイアからバスでフィラに入ったので、ロバに乗るなら高台から船着き場までの下りに乗るしかない。
588段あるという石段は上から見ると垂直な崖みたいで影もなく、日差しが容赦なく照り付ける。そんな中ロバ達は、何頭も連なって上がったり下りたり。ちょいと背中に乗せてもらって崖を降りれば楽ちんそうだ。
実際に乗ってみたら楽ちんには程遠かった。何せ急な石段をロバちゃんは頭をぐっと低くして下るので、私のからだも前のめりになってとっても怖いのだ。しかも石段のカーブが急なところでは、ロバはよろけたり、時にはつるっと滑ったり。いつ頭から落ちるかとヒヤヒヤしながら、念仏のように1歩1歩降りる階段の数を数える。
それでも200段目を数えるころからは少しは慣れて、写真は無理だったけれど周りを見回す余裕も出てきた。すれ違う上りコースのロバの背には、小さな子供やお年寄りも乗っている。手綱は持たず、足もブラブラさせっぱなしだったりして、楽ちんそうだ。きっと家に牧場があるか、祖先は騎馬民族だった人たちなんでしょう。
マルタ島もバレッタはひとで一杯
マルタ島ではテンダー上陸ではなくドックに停泊するはずが、なぜかオーシャニアだけバレッタの港町の反対側の岸のふ埠に停泊した。他にウィンド・スターやシーボーン、コスタ・ファシノサがすでに停泊していて、場所を取られちゃったのかな。でも後から入ってきた MSCアルモニアもちゃんとバレッタ側に停まったのにな。
船のすぐ横から無料のフェリーで反対側の岸に行けるはずが、フェリー乗り場に気付かず素通りしてしまい、延々歩く羽目になった。
暑い中、影もない道を歩きながら、フェリーはどこだどこだとGと私は大喧嘩。バレッタからさらにフェリーに乗ってスリーマに行くつもりがその気も失せ、バレッタの入り口にあった観光ピザレストランでピザを食べて帰ってきた。
マルタ島なのに何故かナポリのピザを食べさせるそのお店は、なかなか美味でした。
寄港地各地でワインを調達
オーシャニアは1本25ドルでレストランにワインが持ち込めるので、今回のクルーズでは空港の免税店や各寄港地で地元のワインを調達し、毎晩ディナーで楽しんだ。
ワインは普段は赤が好きだけれど、ギリシャワインは白がとっても美味しい。特にサントリーニ島で買った、SIGALASワイナリー産の白(フンパツして60EURO)は、ディナーで同席したワイン通のご夫妻が「フランスの○万円クラスのxxxみたいな素晴らしい味」とおっしゃったくらい。私たちはその銘柄を知らず、飲んだこともないのでへーと思うだけだったけれど、香り高くこってりした、たいへんけっこうなワインでした。
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