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タオルミーナを再訪
タオルミーナは18年も昔の1999年にやってきて、海岸のホテルに4泊ほどしたことがある。その後のアメリカ駐在時代にはポジターノに旅行して、あちこちのミシュランのレストランを訪ねたものだ。
その時の旅行記はこちら。>>タオルミーナ(1999年夏)>>ポジターノとイスキア(2004年夏)
今回の再訪時はもちろん、昔泊まったホテルやレストランを訪れてみたいと思っていた。朝8時から夜6時までの寄港では、宿泊や食べ歩きは無理だけど、入り口から覗いてみたり、軽食をしたりできるかなと楽しみにしていた。
それが、安倍ソーリとドナルド・トランプのおかげ様で……。
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G7タオルミーナサミットが今月あるからと
船からはエトナ山がとても良く見えた。いよいよタオルミーナだと期待が高まる。
テンダーボートが着くのはナクソスという港町だ。そこからタオルミーナまでは車で20分くらいだという。
船着き場で降りたところに観光バスのカウンターがあるけれど、お姉さんがひとりいるだけだ。そして大勢のお客さんに同じことを繰り返し言っている。
「今月下旬にG7の会議がタオルミーナであるから、ロープウェイは停止中。バスも何時に来るかわからないの」
思い出のホテルに行って、海辺のレストランに行って、懐かしのロープウェイで山の上に移動して、前に行ったレストランを覗いて、グランブルーの海を見ながらお茶でもしようと思い描いていたので、がっかりだ。でもそれより、とにかくタオルミーナに行く移動の足を確保しなくてはならない。
カウンターの前にはタクシーを待つ列ができていて、その向こうのバス停付近も人でいっぱいだ。
「歩いて8-10分の所にバスのオフィスがあるから、そこまで行けばバスのことがわかるかもしれない」とお姉さんが言うので、歩き出す人もたくさんいる。時刻表にある時間を30分以上過ぎて、バス停にはバス一台程度じゃ到底乗れない大勢の人がたまっている。私たちはとりあえずタクシーの列に並ぶ。
タクシーが来ないのに、列の一番前になってしまった
タクシーは来ない、バスも来ない。どうしよう、どうする?と言っているうちに、1時間が過ぎた。その間に列からは少しずつ人がいなくなり、とうとう私たちがタクシーの列の先頭になった。
「このナクソスでお茶でもして帰る?(割といい感じの港町だった)」「ええー、ここまで来てタオルミーナまで行かないなんて」と言っていた時に、ついに「タクシーが一台来たから先頭から8人乗れますよ」と案内された。
やったー! 私たちと日本人のご夫婦、オランダ人のご夫婦、ベルギー人の母娘がタクシーに乗り込む。タクシー待ちの間にとっくに自己紹介や「桜の季節の京都に行ってきたばかり」というオランダ人夫婦との話も弾んで、もうみんなで戦友気分だ。
8人200ユーロで乗り合いタクシーでタオルミーナ周遊
タクシーで天空の街カステルモーラとタオルミーナの丘の上の中心地に行き、時間を決めて集合して船着き場まで送ってもらう約束で、8人分合計200ユーロなり。
散策は各自バラバラにして、私たちはカステルモーラではエプロンを探してお店を覗きながら歩く。ギリシャにはペラペラの観光地紹介エプロンしかなかったけれど、タオルミーナにはゴッドファーザーやらパスタの作り方やら面白いエプロンがあった。さすがイタリアだ。
xxxxの形をした栓抜きとか、美少年のヌードの絵葉書とか、エッチなタオルミーナグッズはまだ健在だった。なんでもこの地は19世紀に男色のお金持ちや貴族が、ギリシャ系の美少年を求めて集ってきた所なんだとか。
18年前に来た時にはそんな絵葉書を面白がって買ったものだけど、誰にも出せずにまだたくさんあるので今回は買わなかった。
タオルミーナセンターでは、トリップアドバイザー2位の店に入ってランチをする。前に滞在した時に来た店ではないけれど、味はなかなか。英語のメニューは無いけれど、ウエイターが「イワシ、チリメンジャコ」と素材を日本語で言ってくれる。ウニとからすみのスパゲティも食べて大満足。ディナーに備えて禁酒という掟を破ってグラスワインを頼んでしまった。ああ、なんておいしいんでしょう。
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