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GWチャータークルーズ「高級小型グルメ船ポナン・ロストラル」2日目-隠岐で森林浴ジョギング
この日は午前中は隠岐に寄港、午後は境港に移動して出国審査を受ける日程だ。境港では下船せずに船に乗ったままなので、上陸できるのは午前中の隠岐だけだ。
しかもこんなに小さな船なのに、隠岐では着岸せずにテンダーボートでの上陸なのだ。でもさすが探検船なだけあって、テンダー上陸はとっても簡単でスムーズだった。
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朝食と昼食はいつもオープンデッキで
朝食と昼食は、6階のビュッフェと2階のメインダイニングで食べられる。どちらもビュッフェ形式だ。しかも朝食のメニューはどちらも「まったく同じ」だそうだ。これはもう、6階のオープンデッキで食べるしかないでしょう。
メニューはいわゆる朝食のメニューで、卵料理は目の前で作ってくれるし、たくさん種類があるパンは希望通りにスライスして、トーストもしてくれる。ちなみに、ネギとマッシュルームのスープだとうやうやしくスープ皿に盛ってくれたのは、飲んでみたら味噌汁だった。別にお粥もあった。
ゴールデンウィークのこの時期は、長そでにもう一枚羽織っていれば、風に吹かれてオープンデッキで食べるのはとっても気持ちがいい。目の前でひらひらはためくフランス国旗の向こうの海と隠岐の島を眺めながら、ゆっくりと朝食を食べた。
この場所は、私たちのお気に入りになって、朝食もランチも、晴れていようと大雨だろうと、いつもここで食べた。オープンデッキだけどひさしが深いのでたいてい日陰になる。船尾側なので風は強くない。小さなプールごしに見える海と寄港地の風景をぼけっと眺めながらも、食事はモリモリ平らげた。
ランチの時はもちろん、どぼどぼ注いでくれるシャンパンや白ワインを楽しみながらね。
船の最後尾からささっとテンダーへ
隠岐の島へは着岸せず、テンダーボートでの上陸だった。他のクルーズ船は西ノ島の浦郷港に入ることが多いそうだけれど、ポナン・ロストラルのテンダーは、隠岐の島のヨットハーバーに入る。そこから町の中心の西郷港まで、シャトルバスが出ていた。
上陸はエクスカージョンのお客さんが7時半から、それ以外の人は8時、9時、10時、11時と1時間おきのテンダー出発だ。間遠だけど人数は少ないし、乗り降りは2階の最後尾のデッキから簡単にできるので、とっても楽だった。
そう、この船は南極クルーズなんてしちゃうような探検船仕様なのだ。だから船の一番下の階の最後尾にはマリーナがあって、ここからテンダーに楽に乗り降りできる。乗客がここから海に飛び込んで泳いでいるシーンをテレビで見たこともある。
ちょっとだけジョギングして隠岐の島満喫気分
ほんの200人くらいの上陸なのに、ヨットハーバーにはちゃんと隠岐の島振興会の人たちがいて、私たちを歓迎してくれた。ぐるりと1周したらちょうど100キロマラソンのコースになるというその島を、ほんのちょっとだけ走ることにする。(>>隠岐の島ウルトラマラソンコースマップ)
ヨットハーバーからすぐのところに小さな海水浴場があって、沖に停まっているロストラルが見えた。海から吹いてくる風に吹かれながら浜辺でストレッチするのはとっても気持ちがよかった。
海水浴場とヨットハーバーをつなぐトンネルは、灯りも無くて真っ暗だ。長さは走りながら歌2曲をちょうど歌いきるくらい。どんなカラオケより反響がいいので、大声で歌いながらトンネルを突っ切った。
難所コースで有名だという島の山道も走ってみる。途中視界が開けて、入り組んだ湾や浮かぶ小島が見渡せる。道の両脇にそびえたつ木立から、聞いたこともないような鳥の声が聞こえたり、道路の上に蛇がいたり、色とりどりのつつじがきれいに斜面に植えられている場所もあった。
でも軟弱な私たちに山道のウルトラマラソンなどできるわけもなく、15分行って15分で帰ってくるお手軽ジョギングでその日の運動は終了。あとはハーバーに出ていた地元名産品テントで、あぶれば香りがよくて酒のつまみにぴったりという海藻「かやもはば」を購入。隠岐の町おこし名物のサザエカレーもあったよ。
牛突きはとってもよかったそうで
テンダーで昼前に船に戻って、あとはいつもと同じお決まりのだらだらコース。仕事の疲れがたまっているという言い訳で、Gはぐうぐう昼寝。私は日本沿岸を航海している恩恵にあずかって、不安定ながらかろうじてネットにつなぐ。
あとでエクスカージョンに行った人たちに聞いたら、隠岐の島名物の牛突きの見物は期待以上にとってもおもしろかったそうです。「よかった」と聞くと見逃して惜しかったかなと思うけど、山道を走りながら浴びた森林シャワーも、とても気持ちがよかった。
写真は出国審査で寄った境港で見た夕陽。上陸はできなかったので境港は船から眺めるだけだった。
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