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ダイヤモンド・プリンセスで北海道周遊10日間「青森でふだんの休日気分を満喫」

10日間もあったクルーズも、この青森が最後の寄港地になる。朝7時から夜9時まで停泊するので、ゆっくりできそうなんだけど、さて、青森ではいったい何をしたらいいんだろう…。

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民芸品が売れるのを見るのは嬉しいものだ

青森港のタグボート、うとう丸と並んで港に入る。船を降りてゲートを出た所に、観光案内所やショップが出ている。

ショップにはこぎん刺しの小物や乾物やお酒など、地方の名産品が並んでいる。これをクルーズのお客さんがどんどん買っていくのを見るのは楽しかった。中国人クルーズ客の爆買いが有名だけれども、アジア系に限らず欧米人もたくさん買っていたよ。

私も調子に乗って値切り交渉に参加したりして。青森の人たちは交渉以上に気前よく値下げしてくれるし、おまけもたくさん。お客さんは大喜びで、これもあれもと買っていく。すごいなあ。

やっぱり食べることに集中

私は青森に来るのは初めてで、青森といって思い浮かぶのはねぶたにりんごに恐山くらい。ねぶた祭りは終ったばかりだし恐山は遠くて半日の寄港では行けない。

とりあえず地図をもらい地元の人が家族で行くお寿司屋さんはどこですか？と聞いて2軒教えてもらう。そして港からシャトルバスに乗れば、観光産業館アスパムの前まで連れて行ってくれる。

そこから広がっている青森の市街は、広くて静かであまり人の気配がしない。お店も多いとは言えず、教えてもらったお寿司屋さんもすぐに見つけることができた。

お寿司ではイカのゲソの握りが一番おいしかった。121円なりー。食後はデパ地下でお惣菜を物色し、戻った観光産業館アスパムで、リンゴのソフトクリームを発見。

リンゴのソフトクリームはとてもおいしくて、写真を撮る間もなくあっという間に食べてしまった。

前日の函館でもソフトクリームはひと口食べておいしさに驚いたものだ。船のデザートのアイスクリームやシャーベットよりも、寄港地のソフトクリームのほうが断然おいしいね。

キャビンメイトがデパ地下の鮮魚コーナーで買い込んだホタテの刺し身と、昨日函館で調達した日本酒で、部屋で宴会となった。

港で演奏してくれる祭囃子が聞こえてきて、とってもいい感じ。食べつくしちゃったホタテをもっと買って来ようと、キャビンメイトはまたシャトルバスに乗って市街に出かけて行った。

観光地にはるばる来たというよりは、自宅で過ごすお休みの日に、フンパツしてちょっとゼイタクなお惣菜を買っている気分。せっかく船で暮らしているような気持ちになっているのに、もう明日が最後の日だなんて、本当にがっかりだ。

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