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セレブリティ・ソルスティスで片道クルーズ「寄港地ハワイ島ヒロ」
船は朝8時にヒロに到着した。このクルーズでは街に寄港するのはこれが最後で、あとは5日間の終日航海となる。
思い残すことが無いように、これから始まる5日間の終日航海を楽しめるように、私たちがヒロで行くことにしたのは「ウォルマート」だ。
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ジョギングでウォルマートに行くのだ!と張り切ってみたものの
よく晴れていた昨日のコナと違って、ヒロは朝からにわか雨が降るような天気だ。ハワイイ紀行(池澤夏樹)の受け売りだけれど、北東からの湿った海風が吹く島の東側(ヒロ)は雨が多く、乾いた風が山を下る西側(コナ)はからりと乾いて晴れるのだ。
「陽もあまり射さないし、にわか雨が時々降るなんて、ジョギングにちょうどいいんじゃない? どんな町にも必ずあるアメリカの定番ウォルマートに、走って行ってみようよ。」
これはとってもいい思い付きに思えた。ここ数日の運動不足の解消にもってこいだ。水着の上にジョギングウエアを着て、水陸両用で準備万端。下船したところに何人かいるインフォの地元のおばあちゃんたちに、ウォルマートの場所を聞く。
「そこまで走っていくのは、いいアイデアだと思う?」と聞くと
「そりゃああなた次第だけど、ウォルマートに行くならもうすぐフリーのシャトルが出るわよ」 と言われて指さされた先には大型バスが居て、大勢の人が乗り込んでいる。
とりあえずバスに乗って道を確かめて、帰りに走ることにすればいいや、と予定変更。バスに乗り込んだ。
巨大なウォルマートで買ったのはボウタイ
大して人口が多くなさそうなヒロにも、ちゃんとウォルマートがあった。大きな体育館みたいなつくりの店内には、ウォルマートのキャッチフレーズ通りのエブリデイロープライスな安い洋品や家庭用品が並んでいる。
ここで探したのはGのフォーマルナイトのタキシード用のボウタイだ。2日前のフォーマルナイトには、洋服の青山で買った赤いシルクのタイとポケットチーフを気取ってしていたのに。タイだけどこかで落として無くしてしまったのだ。
広い広いウォルマートにずらっと並んでいるのは、Tシャツや短パンばかり。やっと見つけた店員にネクタイ売り場を聞いたら、あの奥、と指さされた。言われたほんの1メートルほどの棚にネクタイが並んでいた。ボウタイもちゃんとあったよ。
もちろん化繊だけど、ロープライスなボウタイを二つも購入。2回目のフォーマルナイトにはストライプを着用した。
ちなみにセレブリティのフォーマルナイトはイブニングシックと名前を変えて、ドレスコードに縛られずに自分なりのおしゃれを楽しむことになっている。ウォルマートのボウタイなんて、すてきじゃない。
広すぎるウォルマートで見つけられなかったのは
ウォルマートではアメリカ人の必需品の銃も売っているはずなので、見てみたかったんだけどね。さすがに店員に聞くのははばかられた。ウロウロしているうちにウォルマートの強烈な冷房で体が冷えてきたので断念。
ウォルマート.comで検索したら、ハワイのヒロ店にもピストルやライフルの在庫がちゃんとあった。しかも一丁14.47ドル! ユーザーレビューもたくさん付いていて、10代の息子が気に入って使ってますだって。すごいね。
ついにハワイで念願のジョギング。気分はアスリート
ウォルマートを出て、さーていよいよ、ハワイでの本格的な長距離ジョギングだ。といっても4キロぐらいだったけどね。ウォルマートの前から海岸までの道を走る。
朝はにわか雨が降っていたけれど、昼近くになったら雨も上がって蒸し暑い。そんな中まっすぐな街路樹もない道を、ゆっくりゆっくり走って目的の海沿いのレストランへと向かう。
なんせ暑いので、私はビキニじゃないけど上半身水着で、GはTシャツを脱いでまっ白な柔らかいおなかをハワイの人々をさらして、気分だけはアスリート。もう日焼けなんてどうにでもなれ!
ウォルマートのTシャツで正装してランチ
ランチに入った海沿いのHiro Bay Cafeは土曜日だったこともあってか地元の人でいっぱい。20分待ちの人気ぶりだった。 待っている間に洗面所で顔を洗い、体をぬぐい、ウォルマートで買ったTシャツを着ておしゃれする。
ジョギングウエアでレストランに入るなんて、ハワイだからこそできるんだと思う。レストランはカジュアルな雰囲気ではあったけれども、味は本格的。本日のおさかなだという「オノ」は柔らかい白身で脂が乗っていて、とてもおいしかった。
歩くと暑い、海沿いの道
Hilo Bay Cafeでハワイのビールをぐいぐい飲んだので、帰りは船のいるふ頭まで海沿いをゆっくりと歩いた。歩くとなるとハワイの道は暑くて、酔っぱらっていなければ走りたかった。
近くまで来るとスーッと涼しくなる、アイスポンドという池のそばを通る。ここまで来れば船ももうすぐだとわかる。
池のほとりのレストランのココナッツグリルは、7年前にプライド・オブ・アメリカで来た時にインフォの人に推薦してもらって食べた所だ。今回は入らなかったけど、同じたたずまいに見えた。
地元の人たちが池で泳いで遊んでいる様子も、変わっていなかった。池はとっても深いらしく、皆で橋からクルクルどぼんと飛び込んでダイブしている。この日は水着もタオルも持っていたのだから、私も飛び込めばよかったかな。
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このサイトの作者:しの
翻訳系リサーチャー。夫のGはへろへろサラリーマン。 たまにしか行かれないクルーズ旅行も、30回を越えました。 このサイトについて
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